❄️雪の除雪❄️気になる言葉

　「馬から落馬する」「頭痛が痛い」のような言い方は、「重複表現」とか「冗語」とか呼ばれます。
　日常会話ならさほど気にならない時も多いですが、文章で書く時にはなるべく避けたいと思っています。

　最近テレビを見ていて、レポーターが「雪の除雪」と何度も繰り返し言っているのを聞いて、すごく気になりました。
　「除雪」とは「雪を取り除く」ことを意味するので「雪の除雪」という言い方には私は違和感を持ちます。みなさんはどうでしょう？

　こういう類いの「重複表現」は気になり出すと、いろいろ思い浮かぶ言葉があります。

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　たとえば「排気ガス」。
　「金閣寺」を英語で言うなら、「Kinkakuji-temple」と言っても特に気にならなくなっていますが、「排気ガス」は本来的には「排気」だけでよく、「ガス」は冗語であるような気もします。無意識レベルで使ってしまうこともありますけどね。

　「作文を書く」はどうでしょう？私はふだんは特に違和感はないのですが、よくよく考えてみると「おかしいかな？」と思ったりします。「文を作る」ことが「作文」なので、「作文を書く」だと「文を作り、そして書く」となりそう。
　「文を作る」と言えば、たいてい「書く」ことを想起するので、冗長性(リダンダンシー)があるようにも思います。

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　とくに外来語と日本語をミックスさせて出来た言葉には違和感を感じなくなるものです。

「サハラ砂漠」。「サハラ」は「砂漠」という意味です。
「ハンザ同盟」。「ハンザ」は「同盟」という意味。「ルフト＝ハンザ」と言えば「空気の同盟」、つまり、航空会社の名前になります。

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　重複表現はなるべく避けたいものですが、こういう言葉を集めるのも楽しいかもしれません😊。

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