見出し画像

一語の宇宙 | 神学 | theology

theology」とは、「神学」のこと。

 現代では「神学論争」(theological argument, theological controversy)というと、「不毛な論争」あるいは「証明しようのない無意味な言い争い」みたいな意味で使われる。
 しかし、かつて神学は「哲学は神学の婢(はしため)」と言われ、最高の学問であると考えられていた。
 

 「theology」の語根「theo-」は、「神様の~」という意味である。

 「theory」(セオリー)は「理論」と訳されるが、元々は「神の法則」という意味だったのだろう。
 また、「theorem」(セオレム)は数学の「定理」のこと。これも元々は「神のルール」みたいな意味だったのだろう。


 神学を詳しく学んだことはないが、トマス=アクィナス「神学大全」はちょっとだけ拾い読みしたことがある。

 「神学論争」という言葉には、あまりいいイメージはなかったが、精緻な理論であり、一言で「無駄だ!」と一蹴することはもったいない。大著だから、全部を読み通すのは大変だが、「縮約版」も出ているので、1度かじってみるのもいいかもしれない。


「一語の宇宙」では、英単語を1つ取り上げてエッセイを書きます。
 こちらのマガジン(↓)に記事を登録していきます。

#一語の宇宙


英語の話題はこちらのマガジン(↓)
#大人の英語講座


その他の語学の話題はこちら(↓)


#一語の宇宙
#英単語note
#神学論争
#英語
#英語がすき
#語源
#神学
#哲学は神学の婢
#世界史がすき
#theology
#theory
#theorem
#理論
#定理
#トマス・アクィナス
#神学大全
#語根theo

ここから先は

0字
単に学習法だけを取り上げるのではなく、英語の周辺の知識と身につける方法を考えます。また英語を学ぶ意義について、時折振り返ります。

文法をイメージでとらえること、文学の英語など。大人の学び直しの英語教科書。 エッセイも多く含みます。初級者から上級者まで、英語が好きな人が…

この記事が参加している募集

記事を読んで頂き、ありがとうございます。お気持ちにお応えられるように、つとめて参ります。今後ともよろしくお願いいたします