一語の宇宙 | 神学 | theology
「theology」とは、「神学」のこと。
現代では「神学論争」(theological argument, theological controversy)というと、「不毛な論争」あるいは「証明しようのない無意味な言い争い」みたいな意味で使われる。
しかし、かつて神学は「哲学は神学の婢(はしため)」と言われ、最高の学問であると考えられていた。
「theology」の語根「theo-」は、「神様の~」という意味である。
「theory」(セオリー)は「理論」と訳されるが、元々は「神の法則」という意味だったのだろう。
また、「theorem」(セオレム)は数学の「定理」のこと。これも元々は「神のルール」みたいな意味だったのだろう。
神学を詳しく学んだことはないが、トマス=アクィナス「神学大全」はちょっとだけ拾い読みしたことがある。
「神学論争」という言葉には、あまりいいイメージはなかったが、精緻な理論であり、一言で「無駄だ!」と一蹴することはもったいない。大著だから、全部を読み通すのは大変だが、「縮約版」も出ているので、1度かじってみるのもいいかもしれない。
「一語の宇宙」では、英単語を1つ取り上げてエッセイを書きます。
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