エッセイ | 食べるラー油
私は食べ物にはあまりこだわない。食べたいな、と思ったら食べるだけ。どんなにおいしいという評判のラーメン屋があったとしても、行列に並んでまで食べたいとは思わない。
健康に良い食べ物は何かということもあまり考えない。好きな食べ物なら、何日同じモノを食べつづけていても、別にいいんじゃない？、と思う。
けれども、たいていのものは二三日つづけて食べていれば、飽きてくる。自然に他のモノを食べたくなる。結局、食べたいモノを食べていても、それなりにバランスはとれることだろう。
最近、なんとなく「食べるラー油」を食べている。調べたわけではないが、色的にあまり健康そうな食べ物ではない。けれども、たまにふと思い出して食べたくなる。
とりあえず、３日つづけて食べているが、まだ残っているし、今回はまだ飽きが来ない。でも、そろそろもういいかな、という気持ちになりつつある。
https://www.momoya.co.jp/shop/products/detail/27
ところで、仮にですけど、「食べるラー油」が体に良くないものだとします。
この世にある食べ物が「食べるラー油」の一択だとしたら、体に良くないものだからといって食べることを拒むだろうか？
当然のことながら、体に良くないモノだったとしても、何も食べなかったら、人間は死ぬことになります。健康のために体に良くないものをすべて避けたなら、早晩人間は死にます。だから、健康に悪いモノでも、何も食べないよりも、食べたほうがいいだろう、と思う。
あれこれ考えなくても、それなりに人間はバランスをとろうとする生き物。こっちのほうが健康にいいだろうか？、それともあっちのほうが少しでも健康に良いものだろうか？、なんて絶えず考えていたら、そのほうが余程不健康になりそう。
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