エッセイ | 公会計について
この記事は専門家向けではなく、一般の方向けに書きます。
私はかつて、簿記の勉強をしたことがあります。と言っても、まったくの独学で、半年間勉強して日商簿記2級合格したに過ぎませんが😳💦。けっこうひとりで勉強するのってたいへんなんですよ😄。
プチ自慢?はさておき、本論に入ります。って言っても難しい話をするわけじゃありません。
簿記を勉強したことがない人でも、「貸借対照表」(balance sheet, バランスシート、B/Sと書かれることもあります)って聞いたことがあると思います。
現在ではつぎのように簡略化されて説明されることが多いようです。
Tの字の縦棒の左側を「借方」(かりかた)、右側を「貸方」(かしかた)と言います。
上の貸借対照表(↑)で言えば、
「資産」が「借方」で、
「負債」と「純資産」が「貸方」になります。
そして、簿記(いわゆる「複式簿記」)では、「借方=貸方」となります。
ザックリ言うと、「借方」が現在の「結果」であり、「貸方」が「原因」みたいな捉え方で、とりあえず良いでしょう。
これだけだと良く分からないと思います。私が簿記を学んだ頃、貸借対照表はつぎのように学びました。たぶん😊。
貸方の「資本」は「資本金」(自分自身のお金)、「負債」(借り入れたお金)で、
「資産=資本+負債」という「恒等式」が成り立っています。
一般的に「資産家」というと、めちゃくちゃ金持ち!、という印象を持ちますが、「資産」の中身には「負債」も含まれているということです。
初めて知ったときは、「そうか!」と思いつつ、不思議な気持ちになったものです。
しかし考えてみれば、ごくごく当たり前のことです。
「負債」が大きいということは、借り入れるだけの「信用」があるということですし、私なんかは1億円の借金なんて背負うことができません。金持ちだからこそ、何億円もの借金をすることができる!、とも言えますね。
何が言いたいかというと、よく報道などで、国の借金(国債の発行)が膨らんで、放っておけば、財政破綻するかのような話を聞きます。
確かに国の借金は膨大な額に及びますが、「資産」だって大きいということが報道されません。ちょっと危機感を煽りすぎているように私には思えます。
日本国債の買い手の9割前後は、外国人ではなく日本人です。
家計の場合、「借金」というと、銀行なりヤミ金から借りているような状態を想起しますが、「国債」は外から借り入れたお金ではありません。
あえて家計になぞらえて言うならば、「国債」とは銀行などからの借り入れではなく、夫婦間や親子間のお金の貸し借りのようなものです。
もちろん、額が多ければ問題と言えば問題かもしれませんが、「破産する!」みたいな話とはレベルが違いますね😊。
「国債」の残高だけを見て危機意識をあおるのではなく、「資産」のほうにも目配りした報道をしてもらいたいものです。
この記事は、読書家のまゆさんの記事を拝読して、私が思ったことを書いてみました😊。
私はまゆさんの読書感想文をとても信頼しているので、森永さんの本は読んでいません🤣。
今までに、まゆさんの読書感想文を拝読して、自分で読んでみた本が何冊かありますが、まゆさんのおっしゃった通りじゃんって思うことばかりでして😊。
こちらの「読書記録」マガジン(↓)は、何か読んでみようかな、と思ったときに、いつも参考にさせていただいています😊。
この場を借りて、日頃の感謝を伝えたいと思います😄。
なお、文責は私にありますが、この記事に関する質問にはお答えすることができません。
ちゃんとした専門家のご意見を聞きたい!、という方は、こちら(↓)まで😊。
稲垣さんにも、いろいろお世話になったなぁと思う今日この頃です😄
いつもありがとうございます💝。
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