詩 | 冬の色❄️存在証明
冬の色褪せた落ち葉をかき集めて
焚き火をした
火をともすと
乾いた葉がパチパチと音を立てた
昨晩とはうってかわって
今朝は風が止んでいる
白い一筋の煙がゆらゆらと
日の光を浴びながら天へのぼっていく
あの日 彼とともした線香も
確かこんな感じだった
私はあなたの顔を見ることもなく
あなたを葬ってしまった
誕生日のない
お別れの日だけを刻んだ
あれからちょうど
今日で7年が経つ
2センチにも満たないあなたの
白黒のレントゲン写真
それだけが
あなたの存在証明なんて
私は決して忘れない
確かにあなたを宿したことを…
いつまでも いつまでも
あなたを背負って生きてゆく
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記事を読んで頂き、ありがとうございます。お気持ちにお応えられるように、つとめて参ります。今後ともよろしくお願いいたします