6月:タミル料理はたのしい【東京マサラ部活動レポ】
東京マサラ部6月のテーマはタミル料理。
タミル料理の概観について簡単にまとめ、実際に作ってみた料理たちのレポートやその他実施イベントなどに関してもろもろレポートします。
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・タミル料理の概要とサンバル、ラッサム、コロンブのバリエーションについてわかります。
・東京周辺のオススメのタミル料理店がわかります。
・オススメのタミル料理のレシピが分かります
・東京マサラ部室の最近の活動状況がわかります。
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タミル料理概要
6月はずっとタミル料理について考えていました。南インド文化の雄、タミル・ナードゥ州は南インドの南東部に位置しています。
「南インド料理」は浸透してきた感がありますが、日本にある南インド料理店でもタミル料理を出しているお店が多く、南インドの中でもひときわ存在感があります(個人の感想です)。
「Kari」というタミル語の言葉が「Curry」の由来になったという説がありますが、この話は有名なので聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。
タミル料理にはベジタリアン料理もノンベジタリアン料理もバリエーションがたくさん存在します。全体に共通する特徴というのは一概にいえないのですが、胡椒、にんにく、唐辛子、タマネギなど刺激物を多く使うスパイシーめな料理が多かったりします。もちろん地域差もあり、県レベルではチョラ・ナドゥ、パンディヤ・ナドゥ、コングナドゥ、トンダイマンダラムの4つの地域ごとにそれぞれ違う特徴があります(ここはWikipediaの受け売りなので実際に行って確かめてみたい)
タミルの特定の地域にフォーカスしたお店として、最近日本でもチェティナード出身シェフのお店が盛り上がっていますね。そういえば老舗のアジャンタも、そもそもはチェティナード出身のシェフばかりで構成されるお店だったようです。
日本で南インド料理と聞くと想起されるのはまず具沢山の味噌汁的なサンバル、すまし汁的なラッサム、そして"その他の汁物"を全部引き受けたようなクランブですが、Wikipediaを参照してみるとどれも種類がめちゃくちゃ豊富でドン引きました。このあたりはかなり沼で、日本だけでも郷土料理の汁物が無数に存在することを考えると、単純にインドにはもっと多くの種類の料理が存在するんだろうなと思います。
タミル料理ではgingerlly oilをよく使います。ごまからできてはいますがごま油とは抽出方法が異なります。
香りは日本国内で売られている焙煎ごま油ほど強くはなく、そこはかとないごま感がある程度。
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