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完璧な夜
今日は、書いても書いても書くことがある日だな。
気が付いたら3:40だった。
おかしい。さっきまで、寝る支度をして、友達に手紙を書いて、完璧な私が布団にいたはずなのに。
こんな夜はきっと詩集だ。
ぴったりすぎる。
さっそく、前に友達がくれた、とびきりおいしいはちみつ紅茶を淹れた。
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部屋の中がお気に入りだらけで大変気分が良い。
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まず、いつもの自分の定位置で本を開いたが、テレビ、DVDプレーヤー、時計、カーテン、それと色々。
あまりにも目に入るので場所を変えた。
部屋の隅、仕事のときに使う「無」スペースだ。
部屋の角なので、壁側を向くと何も無い。
ダメになるクッションを持ってきて、さっき淹れた紅茶も持ってきて、照明を少し落とした。
完璧だ。
好きなサントラもかけた。
好きなアロマも焚いた。
完璧すぎる。
さあ読むぞ。
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(1200円+税、ナナロク社)