賃貸派が、家を「買う」と決心するまで
初めから「中古マンションを買ってリノベーションしよう!」と思っていたわけではありませんでした。
賃貸アパートで結婚生活をスタートし、なんなら「べつにずっと賃貸でもいいかな」と思っていましたが、だんだん考えが変わりました📝
はじまりは、「手狭」そして家賃もったいないかも…という気持ち
18歳で上京以来、マンションで一人暮らしをしていました。賃貸か持ち家か、など考えたこともなく、むしろ、「東京っていろんな雰囲気の街があっておもしろい!これからも賃貸を転々としたい✨」とすら思っていました。
しかしながら、結婚し、五年目で子どもが生まれ、夫婦間で「家を買うか、どうするか」という話がちらほら出るようになりました。いろいろな街に住んでみたい、と思っていた自分ですが、子どもにとっては同じような生活の繰り返しこそが安寧であり、よほど外的な理由(大人の仕事の都合とか)がないかぎり、軽い気持ちで住まいを変えることは現実的ではない、と思うようになりました。
加えて、娘と、大人ふたりでは、五十平米のマンションが手狭に感じるようになりました。(収納はかなり得意なほうなのですが、それでも)。しかしながら、いまと同条件でこれ以上の広さに住もうと思うと、都内だと二十万以上の賃料を支払わなければならない…!家賃が大幅に高くなります。
それなら、もう買ってしまったほうがいいのでは?👀という考えに至りました。少し調べると、今とさほど変わらないコストで、家族三人でじゅうぶんな広さのところに住むことが可能だとわかりました。
月々の支払いはさほど変わらず、購入のほうが賃貸よりも、広い家に住める可能性はじゅうぶんあると思います(初期費用や税金などアレコレかかるので、賃貸より購入のほうが絶対お得!とは言い切れませんが)。子育て世帯の多くが、子どもが小さいときに家を購入する理由は、「手狭」「コスパ」なのかもしれません。
住みたい家に住みたくなった!
子どもが生まれるタイミングで、それまで住んでいたアパートから、新築・駅チカのマンションに引っ越しました。水回りがきれいで快適でしたが、マンションの間取りがまったく自分たちに合いませんでした!「自分たちのライフスタイルと、間取りがあっていないと、こんなに苦しい思いをするのかっ…!くう~」と肌で実感し、日々「はぁ~間取りを変えられたらな~~~」という気持ちを胸に秘めながら過ごしておりました。
具体的にどんなところがライフスタイルに合わなかったのか
コロナ禍で夫婦ともテレワークをするようになりました。これがしんどかった…!!
夫が右上の洋室を使い、私はLDKのダイニングテーブルの上で仕事をしていたのですが、夫がトイレにいくときに、私の横を通るのがすっっっごくイヤでした。集中力をそがれる。そして仕事中にきこえる排泄音。生理現象だから仕方ない…。わかっているとはいえ、気になりました…。
トイレと洗面所が離れているのも謎ポイント。(なんでなん?)用を足したあと、手を洗うときにリビングを通って洗面所まで移動しなくてはならず、不便でした。タンク上の手洗いを使えばいいのかもしれないけど、あそこってめちゃ手洗いにくくないですか?石鹸も使えないし…。
子どもが生まれてから気づいたことですが、洗面所とか玄関って、子どもがいる家では「人が密集する場所」になるのですよね~。
子どもってひとりでは身支度できないから、どうしても最低二人(子ども&大人ひとり)はそこにいることになる。そこに、「パパ、保育園バッグにシーツ入れ忘れた!(持ってきて!)」「ママ、お風呂あがったよ~(髪を乾かして服を着替えさせて)」って感じで、さらに大人が加わります。カオス!洗面所と玄関の収納が開き戸だったので、あけるたびに人にぶつかったり、スペースが制限されて、使いにくかったです。
細かいですが、ほかにも、「WICじゃなくてふつうのクローゼットでよかったのに~(通路分のスペースがもったいなく感じる)」とか、「キッチンの調理台スペースがせまいのが料理好きにはつらいな~」とか、ほかにもこうだったらいいのにな、こういうふうに変えたいな、というポイントが多々ありました。
ヨーロッパなどでは賃貸でも、壁を解体したりトイレを変えたりと比較的自由にDIYできるようですが、日本ではきいたことがなく…。
「自分ごのみの間取りの家に住みたい!」「そのためには、家を購入したい!」と、思うようになりました🏡
次回につづく!