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悟りまでの道のりに禁欲が必要な理由

キリスト教、イスラム教、仏教には、性に関する厳しい戒律がある。

イエス・キリストは悪魔からの誘惑を受け、山に引きこもった際、かの有名な「山の説教」にて

私はあなた方にいう。誰でも、情欲を抱いて女を見るものは、心の中ですでに、姦淫したのである。(5章27〜28節)

と、解いています。

イスラム教を説いたムハンマドは、ある日、美しい女性と出会い、性交したいと欲望を抱きます。

ただ、実際に欲望を満たしたのは、妻であるザイナブでした。

ムハンマドは、妻との性交を終えた後、教友たちにこう告げたと言われています。

女性は男性に性欲を抱かせる悪魔のような存在

アダムとイヴがエデンを追放された理由である、2人の性交渉。

ここから、人間の罪が始まるとされ、あらゆる宗教が、戒律によって厳しく罰する理由とは、いったいなんなのか。

本日は、『性と宗教〜島田裕巳著』より、神と同じ領域『悟り』を開くためには、性と切り離さなければいけないという内容をお伝えします。

アダムとイヴの罪

創世記4章に書かれている

人はその妻エバを知った

という言葉。

エデンにいた際に、イヴは、蛇から誘惑されて、善悪を知る木の実(知恵の果実)を食べ、裸であることに初めて気がつき、イチジクの葉で腰回りを隠したとありますが、

この出来事は、2人が初めて『性』を知ったことと紐づけられています。

つまり、アダムとイヴは、知恵の果実を食べ、禁じられていた性行為に及んだことによってエデンを追放されたのです。

エバ(イヴ)は、その後、長男カインを出産しますが、このとき、産みの苦しみが与えられたとされるのは、性行為が神に反する行為であるためです。

アダム(男)には労働を、イヴ(女)には産みの苦しみが与えられ、誘惑に負けたことが、人間の運命を楽園から遠ざけたとされるため、ユダヤ教、キリスト教では、この罪を『原罪』とし、厳しく制限しているのです。

『パワーかフォースか〜デビットR・フォーキンズ著』に書かれている人間の意識レベルで、このエデン追放時のアダムとイヴを解説すると、

人間の意識レベルの最初が、恥:20であり、死に最も近いものであると語られています。

楽園追放によって、産みの苦しみを与えられたエバ(イヴ)と労働をすることになったアダムは、「死」に最も近い状態であったことから

禁断の果実を食べたことによって、恥を知り、性交を行ったことが、原初の罪である=原罪として宗教では厳しく戒律によって制限されているのです。

なぜ、神は性交を禁じるのか

本書では、あらゆる宗教の「性」への捉え方を、細かく解説し、人間の罪と性との関係を説いていますが、

性の制限が設けられていない宗教がある中、キリスト教、イスラム教、仏教において、それぞれ神の掲示を受けたイエス・キリスト、ムハンマド、釈迦の3人が、悟りを開く際に、悪魔と戦ったことが、『性欲』であったとされることが、

私には、神と人間の違いを物語っているように見えて仕方ないのです。

創世記によると、神は、6日間であらゆる生き物と動物、そして、アダム(人間)を作ったと書かれています。

そして、そのアダムは、初め両性具有(男女両性を備えていること)で作られ、その後、エバ(イヴ)をアダムの肋骨から作ったことから、男女に別れ、ともに歩むことを運命づけられるわけですが、

アダムは、神を形取った神の代わりであり、あらゆる動物の支配者として作られたとされ

元は人間は、両性具有であったことが、性の断絶と関係があるのではないかと思うのです。

神のいるエデンに向かう旅が、この世の人生の中で、多くの人間が行っていることなら、その神が両性具有であることによって、

まず、男女に別れ、性によって、繋がろうとする行為(性交渉)、そのものを手放し、1人の体の中で、男性性、女性性を芽生えさせる必要がある。

だから、釈迦は、妻と子供を置き去りにして、悟りを開くために1人になり、ムハンマドも40歳を超えるときに、悩みを抱え、洞窟に引きこもり、イエス・キリストも、悪魔からの誘惑に耐えるために、山に引きこもって、性との断絶を行ったのではないでしょうか。

人間が目指す神への道とは、肉体的な快楽ではなく、精神的(魂的)な幸福であり、肉体を授かっているからこそ、その欲望と戦い、魂を成長させる必要がある。

意識レベル700〜1000の領域である「悟り」の領域は、人間として生まれ、人間として神の領域になるための苦悩を超えた人のみが達することができる領域である。

性との断絶が、人間に迷いや苦しみの原因となる心のけがれからの解放を示す行為だとしても、物質の世界に生き、自分を戒め、戒律を守ることができるようになるように人類全体が至るまでには、まだまだ時間がかかりそう。

心と体は繋がっている。

心(魂)と体(肉体)が私たちの意識でコントロールできるようになってこそ、煩悩を手放し、あらゆる悩みから解放される神の領域に達することなのだと、そう感じた学びでした。

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