Hello Sleepwalkersをきいてほしい
メロディ、歌詞、ライブ
この3つにおいて最高。
そんな彼ら、Hello Sleepwalkers、通称ハロスリの歌を、もし聴いたことがないならきいてみてほしい。
これを聴いてもらえれば、メロディと歌詞が最高なのはわかってもらえると思う。様々な事情で聴けないこともあるだろう。それなら下にあげる歌詞を、歌を聴くようにきいてみてほしい。
環状遊泳 酸性雨の涙
感傷ナンバー 君と最上階へ向かう
凍てついた肺胞 青春の痛み
屋上の計画 なくせない思い
錆びついた地下鉄道 飲み込まれるレール
ネオン街の君は夜の闇へ飛ぶ
『環状遊泳』
詩的であり、物語性があるが、どこか日常生活とのリンクを感じるいい歌詞だと思う。
けれどやっぱり、性懲りもなく、曲を聴いてほしいという気持ちになる。
少しくらい、伝わっただろうか。この、生命の神秘や宇宙など壮大なものをテーマにしつつ、日々を生きる絶望や無力感、虚しさや切なさ、そんなものを魅惑的に絡め、そしてそれらをすべてぶっ飛ばすような力強く疾走するメロディ。
転調が多く、またBメロからサビへの変化がとても予測できない程大きい。またどのメロディも歌詞ととても合う。
個人的な考えだが、わかりやすいメロディ、予測できる曲調の変化にはあまり魅力を感じないことが多い。その点、ハロスリにはいつも期待を裏切られる。もちろんいい意味で。
Voを担当するシュンタロウとナルミの特徴は違えど、根底に同じ密度の生命力を感じさせる歌声。もちろんベースライン、ドラム、ギターは安定した技術力と熱量で、曲の魅力を底上げする。
そして、彼らが本領を発揮するのは、本当の良さを開放するのは、ライブのステージの上だ。
きっとあなたの想像の何千倍も強く、激しく、つややかに、格好よく彼らは曲を奏でる。
全員が跳ね回り、叫び、曲に浸りこんで感情をあらわにする。
ライブについて思い切りかいたこの記事は、ハロスリのライブを観たあとに、衝動で書いたものだ。
彼らの激しい生命力と観客の熱に当てられて、自分も日々の抑圧を解放するライブは、本当に楽しい。
ハロスリをもしいいなと思ってもらえたら、しめたものだ。あなたはあの素晴らしい空間への切符を既に手にしている。
私がこんな風にアーティストを紹介するのは、いつも助けてくれている音楽への感謝と、少しでもいいと思う人が増えて、共感してくれる人が増えたら嬉しいなという単純な気持ちからなんだけれど、記事を書いたあと、自分自身がそのアーティストについてどう思っていたのかを整理されて、より一層好きになる。
こんなことはどうでもいいのだけれどとにかく、Hello Sleepwalkersを聴いてみてほしい。そしてライブに行ってみてほしい。
もしライブ会場であなたと会えたら、私はとても嬉しい。
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