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【noteコンテスト】#はたらいて笑顔になれた瞬間

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2022年3月18日~4月17日まで開催の投稿コンテスト「#はたらいて笑顔になれた瞬間」についての投稿をご紹介するマガジンです。お手本クリエイターの方の記事などもご紹介していきま…
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2022年4月の記事一覧

仕事のためにチームでいたんじゃなくて、チームでいるために仕事をしていた

この春で、社会人5年目になる。まだまだ心持ちは若手でいたけれど、気づいたら後輩が増えていた。 職場で後輩から、仕事の質問や相談されることも日常的になってきた。 その度に、思い出す。あの2人のことを。 ぼくはあなたたちみたいに、はたらく意味を与える先輩になれているのだろうか。 🌸 3年前、ぼくは社会人2年目となり、担当企業を持たせてもらった。いわゆる営業デビューだ。ドキドキしたけど、早く一人前になりたくて、より一層仕事に打ち込もうと拳に力を込めた。 けれど、そのタイ

「営業職」にさよならとありがとうを

営業職って、どんなイメージですか。 「営業」でネット検索すると、「営業 きつい」「営業 つらい」「営業 辞めたい」など…ネガティブな言葉がずらずらと並びます。 たぶん、一般的なイメージはきっとそうなんだと思います。就活生のころも、「営業職だけは絶対にイヤ!」とものすごい分厚いガードがある人、たくさんいました。感覚的には、知り合いの半分くらいかな。 「就活では避けて当然」 「営業職に運悪く就いてしまったら辛くて当然」 そんなレッテルを感じつつ(言われつつ)、案外そんなこ

188 見えない相手の笑顔が見たくて

「リモートワーク」という働き方を始めて、10カ月ほど経った。 私の仕事は、主にコラムを執筆したり、専門用語や法制度の解説文を書いたり、文章の校正を行うことである。知人には「フリーライター」と言われるが、そんな大層なものではなく、頼まれた文章に取り組む「書きもの専門の内職屋」の方が正確だ。数社と契約しているが、どの会社も私の住んでいる地域外にあるため、仕事のやり取りはメールかビジネスチャットで行う。   リモートワークを始めて感じたことは、だれかと直接会わずに仕事をする気楽さで

餃子からはじまる物語

ひき肉は、粘りが出るまでよく揉むこと。肉に調味料をしっかり吸わせて、その後に野菜を入れること。最小限の水をつけて包むこと。餃子一つ作るだけでもそこには厳しいルールがある。そして私はそれが大好きだ。 高校で留年が決まった年、なんとなく家に居づらかった私は、名古屋の中華料理屋で餃子を包むアルバイトを始めた。早朝に行って、餃子の中身を作り、あとは10時間ひたすら包む。800個包めたらおしまい。頭がおかしくなる、と言ってすぐにやめていく人もいた。店長は「嫌になったらすぐ言ってね。訴

たった一度でも誰かの役に立てたなら

本業とは別に、月に2~4回程度住宅展示場にアルバイトへ出かける私。 本業では、会社役員として夫の経営を支え、経理と総務と人事を受け持つ立場から、私は日頃、従業員の様子と生産性を特に意識しています。従業員の心や身体の健康は、生産性に直結しますから、直属の部下の手を借り、常に会社全体を見渡すよう努めています。 そんな私が、とある住宅展示場の求人広告を見つけたのが半年前のこと。何故そこに応募しようと思ったのか、はっきりと記憶していないですが、私は自ら動いて応募した。特別お金に困

誰かを幸せにすることで自分が幸せになる。

RYuJiです。 仕事をする目的はなんでしょうか? 働いてお金を稼ぐこと。サービスや商品を提供して誰かの役に立つこと。 人それぞれ色々な目的があると思います。 その中で私が考える仕事をする目的とは『自分の存在意義を見出す』ことだと思います。 自分の存在意義というと固くなりますが誰かを幸せにする手助けをする。 このようなイメージです。 私は株式投資の短期トレードをしています。そのため誰かの役に直接立つことでお金を稼いでいるわけではありません。 ではどのようにして

働くことは生きること!

「みんながスーツをちゃんときて、決まった時間に通勤できなきゃダメなのかな?」 作業療法士から転身し、ソーシャルファームを立ち上げた女性の言葉です。 まだまだテレワークは一部の人の世界だったころのどんな体験からの言葉だったのか、私には想像することしかできませんでしたが、「ダメじゃないと思う」という率直な思いを口にしている自分がいました。 自分を大切にしてほしい 彼女のソーシャルファームでは、たくさんのユニークな方たちが働いています。仕事は多岐にわたりますが、基本的には体

映画館で「はたらいて笑顔になれた瞬間」

ごきげんよう。雨宮はなです。 今回はnote×パーソルによる企画に関する投稿です。退職してしばらくになりますが、映画館で「はたらいて笑顔になれた瞬間」について思い返してみました。 映画館の業務は主に、フロア(ロビーでの案内)、コンセッション(飲食物やグッズの販売)、チケット(チケットブースでの販売)、映写(実際に上映する)の4つに分かれていて、私はフロアとコンセッションがメインでした。案内、清掃、レジ打ちといった接客業務です。 私が劣等生の理由私はいわゆる「劣等生」でした

「あなたが店員さんでよかったわ。ありがとう。」

大学時代にアルバイトをしていた場所は、なんというか、魑魅魍魎が集まるものすごい所だった。 そこは、ラウンドワンのようにビリヤードやダーツ、卓球、カラオケなんかができるのに加え、かなり古いものではあったがアーケードゲームなんかも設置されていて、ネット席と呼ばれるインターネットができるブースもあれば漫画も置いてあるという、いわゆる複合型アミューズメント施設というような場所だった。 そこで起こった出来事や、来店した摩訶不思議なお客さんの話はこれまでにも何度かここに書き記したことが

アパレル店員の「アドレナ売リン」の正体

アパレル店員が苦手だ。 人と喋るのは得意な方なのに、場所がアパレルショップ、相手がアパレル店員になると、途端にうまく話せなくなる。飲み屋のカウンターで初対面の人と酒を酌み交わしながら無駄話に興じる私と同一人物だとは、自分でも信じ難い。 お店に行く際は、極力気配を消す。常に店員の位置を把握し、店員から死角になるよう陳列棚やマネキンで自分の存在を隠し、こそこそと商品を物色する。ただ、私がいくら必死に隠れようとも店員は目を光らせている、というか、そんな不審者はむしろ見張られて当

ゆびきりげんまん

昨日は天気も良く春日和だった。 駐車場のポールに繋がれ飼い主さんを待っているいつもの愛くるしいパグの親子も、気持ち良さそうにじゃれ合っていた。 私の勤務しているお店もそのおかげかお客様も多く、朝からずっとてんてこ舞いであった。 私はあるドラッグストアにおいて、登録販売者として勤務している。 お花見や歓迎会などの影響か胃薬などがものすごく売れているので、そのデータを収集し売り場の変更の為パソコンに向かっていた。 「あ、すいません、ちょっといいですか?」 とスタッフが慌て

がむしゃらに水を撒いても芽は出ない

あるきっかけで 私が何かに がむしゃらになった事って何だろうと 思い返してみた。 まず、部活動はやった事が無い。 そもそも運動は苦手でもあるし ヤングケアラーの走りだった私は そんな時間があれば スーパーに買い物に行き ご飯を作り 洗濯物を畳みたかったから。 勉強の朝夕課外も 私は特進コースだったけれど 一度きりしか出席した事が無い。 理由は『家庭の事情』で充分だった。 それは全ての免罪符。 とりあえず学年で1番になれば良い それだけだったから。 仕事もがむしゃらにやっ

仕事がすべてだと寂しいですが、仕事が楽しくないとつらいですね 毎日note連続1191日目

ワークライフバランスってよく聞きますが、皆さんバランスってとれてますか? 毎日充実していて上手くバランスが取れているという方もいますが、バランスが取れていないと思っている方も多くいるのではないのでしょうか。 そもそもワークライフバランスって、仕事とプライベートを切り分けないとバランスしないので、基本的な考え方が間違っているような気がします。 経営者であれば仕事が人生そのものという方もいらっしゃると思いますが、ビジネスパーソンでそこまで言い切れる方はすくなく、仕事とプライ

失ったものを数えもせずに

新年度2日目は出社だった。在宅勤務が中心の生活もまる2年が経ち、予定が無ければ家族以外と話さない日は当たり前になった。それでも、出社をするといつも気持ちが前を向く。 時計の針が20時半を回った頃、ある後輩が別のメンバーに「〇〇さん、ハンバーガー食いたくないですか」と声を掛けた。二つ返事で飛んでくる「いいね」のひと言。「行くしかないな」と続くもう一人の声。最後にぼくも「薫さんもどうですか」と声を掛けられ、「行こうか」と答えた。帰り際だった隣の部署の後輩とエレベーターで乗り合わ