【目指せバレエ留学】夜がダメなら早起きすればいいじゃない
「夜に勉強できないなら、早起きすればいいじゃない。」
ごくシンプルな発想である。
背を伸ばす為には、夜は10時に寝たい。
入眠から2〜3時間が成長ホルモンの分泌のゴールデンタイムらしいので、夜更かしを避けるなら早起きで補えばいいじゃん!
なんなら最近流行りの「朝活」と呼べば、それっぽくて意識高そうですらある(笑)。
とはいえ、娘はアスリート並みの生活をしているので、できるだけギリギリまで寝かせてあげたいのが親心。
なので「1時間だけ早起きする」を採用することにした。
もちろん、朝が苦手な私も付き合うハメになるが、これはもう致し方ない。
ただ、いくら早起きしても、それだけでは到底足りない。
次に目をつけたのがバレエの送迎時間。
片道10分の車内。
文字を読むと車酔いするので、カーステレオを活用することにした。
リスニング系の教材や暗記ものを流す。
この10分も積み重ねれば大きい!……はず。
さらに地味に厄介だったのが学校の宿題だ。
これが意外と量が多い。
そこで作戦を立てた。
学校で出される宿題やテスト勉強は、授業中や休み時間のうちに終わらせる。
家では受験勉強だけに集中するようにする。
「ガリ勉って言われるかもしれないけど、その方が帰ってからラクだよ?」というと、
娘は「ガリ勉なんて言う子、今いないよ」と笑った。
どうやら今どきの小学生は、習い事で忙しい子が多いらしく、学校で宿題を終わらせるのが普通らしい。
なんて効率的な世の中だ。
ただし、問題は図工や家庭科などの創作系の授業。
こだわりだすと止まらない娘は、どうしても授業中に完成できず、宿題になってしまうことが多かった。
こればかりは授業中に終わらせてほしかったけど、なかなか難しかった。
志望校の試験科目は「2科目」または「4科目」を選べた。
本来なら安全策で4科目にしたいところだが、暗記に割ける時間がない。
そこで国語と算数の2科目で受験することにした。
さらに、保険として数検と英検を取得してポイント稼ぎを目論む。
「早起き大作戦」に加え、細切れ時間と効率重視の勉強プラン。
親子二人三脚で、せめて基礎力だけでも徹底的に固めることにした。