まるで溝口みたいなサディスティック映画。『風の中の牝鷄』ネタバレ感想文
小津作品の中で「失敗作」として有名な(?)、1948年(昭和23年)作品。
小津安二郎45歳頃。復員して2作目だとか。面白かったですけどね。
ああ、でも修復はしてほしいな。早稲田松竹で観たんだけど、音が酷いったらありゃしない。
当時不評だったそうですよ。
佐藤忠男によれば「敗戦の苦しみと未来への希望を描くありきたりの戦後風俗映画」が当時多く、小津ですらそんなものを撮ったのかという失望感があったとかなかったとか。
後に再評価もされていないんですよね。
だって、まさか小津がこ