『○○ホールディング』は子会社の経営権を持つためだけの会社
○○ホールディングス(HD)ってよく耳にしますよね。
○○ホールディングスとは、持株会社のことで、いろいろな会社の親会社になっていて、自らはあまり事業らしい事業をしていないような会社を指します。
今回は、○○ホールディングとは子会社の経営権を持つためだけの『持株会社』であることを紹介していきます。
親会社・子会社とは?
A社がB社の株式を50%持っていると、A社はB社の株主総会で議決権の多数を占めることになるので、株主総会を支配し、自由に取締役を決めることができます。
つまりA社の意思通りに動いてくれる取締役等を送り込むことで、B社を意のままに操ることができるようになります。
このときのA社を親会社・B社を子会社と呼びます。
実効支配かどうかでみる
2006年に施行された会社法では、単に会社の持株比率だけではなく、A社だけでは50%超に達しないけれど、A社の社長もB社の株を持っていて両方合わせると50%を超える場合には親会社・子会社とされるようになりました。
持株会社とは?
持株会社とは、いろいろな会社の親会社になっていて、自らはあまり事業らしい事業をしていないような会社を指します。
戦後1947年に独占禁止法ができてから1997年までの50年間、持株会社は禁止されていました。
戦前の財閥本社は、持株会社だったので財閥解体のために持株会社は禁止されていました。
ちなみに先進国で持株会社を禁止されていたのは日本だけです。
1997年に持株会社禁止が解禁され、日本では○○ホールディングスが大流行しました。
・ソフトバンク・ホールディングス
・ヤマダ・ホールディングス
・セブン&アイ・ホールディングス
・サントリー・ホールディングスなど
「ホールディング」とは英語で保持、保有を意味しているので、持株会社のことを指します。
ホールディングスと名前の付いた企業は、親会社・持株会社になるので覚えてみてください。
最後に
今回は、○○ホールディングとは子会社の経営権を持つためだけの『持株会社』であることを紹介しました。
○○ホールディングスとは、持株会社のことで、いろいろな会社の親会社になっていて、自らはあまり事業らしい事業をしていないような会社を指します。
A社がB社の株式を50%持っていると、A社はB社の株主総会で議決権の多数を占めることになるので、株主総会を支配し、自由に取締役を決めることができます。
つまりA社の意思通りに動いてくれる取締役等を送り込むことで、B社を意のままに操ることができるようになります。
このときのA社を親会社・B社を子会社と呼びます。
わたしたちがよく耳にする「○○ホールディングス」とは、いろいろな会社の親会社のことで、1997年以降にできた持株会社を英語であらわしたものだったのです。