迷ったらやる!意思決定の基本思想『ベター・ザン・ナッシング』
『ベター・ザン・ナッシング』なんだか必殺技みたいですよね。
和訳すると「やらないより、やったほうがマシじゃん」という意味だそうです。
意思決定する機会の多いビジネスにおいて重要な思想で社会人は知っておいたほうがカッコいいですので読んでみて下さいね。
今回は、リクルート出身で教育やコンサルティング事業に力を入れているフェイスホールディングスの小倉元社長が書いた「33歳からの仕事ルール」を参考に記事を書きます。
『ベター・ザン・ナッシング』とは
和訳すると「やらないより、やったほうがマシじゃん」という意味です。
ビジネスにおけるベター・ザン・ナッシング思想とは、やらないことより小さな売り上げだとしても繰り返し利益をコツコツとあげることを指します。
広告費500万円かけて600万円売り上げる
小倉社長はあるとき、ビジネスの売り上げ拡大のために広告会社に500万円支払いました。
そして600万円の売り上げが出ました。
差し引き100万円で投資回収率は20%。
損はしていないが成果があったといえるほどの数字でもない結果でした。
その後、宣伝担当と営業担当がどういうアクションをとるか見守っていました。
1ヵ月経っても彼らにアクションがなかったため社長自ら、「あの結果出たけど、次はどうする?」と聞いてみました。
すると彼らから「思いのほか効果が上がらなかったので広告を打つのを止めたのです。」と回答が返ってきました。
やらないよりやったほうがマシ
500万円投入して、100万円儲かりました。
期待値よりも効果は薄かったかもしれないですが、『ベター・ザン・ナッシング』で考えてみると結果は成功でした。
100%同じ結果が出る保証はないが、ほぼ同じ確率で効果が上がるのであれば効果が落ちるまで10回でも20回でもやるべきなのです。
小さな成果を重ねるものが大きな利益を得られる
成功しているビジネスマンは小さな成果を繰り返し上げることで大きな利益を手にしています。
失敗するビジネスマンは不確実な大ネタをギャンブルのように狙うばかりで、小さな成果をおろそかにしています。
※集英社「こちら葛飾区亀有公園前派出所」より引用
最後に
『ベター・ザン・ナッシング』とは「やらないより、やったほうがマシじゃん」という意味でした。
ビジネスで意思決定する場合「やらないより、小さな売り上げだとしても繰り返し利益をコツコツとあげる」思想を持つことが重要になります。
成功者ほど、小さな成果を大切に考えて積み重ねているものです。
アナタも壁にぶつかって諦めそうになったときは、『ベター・ザン・ナッシング!』と唱えて気持ちを立て直しましょう♪