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2年ぶりの「ふつうのカレー」に心震える

最後に「ふつうのカレー」を食べたのはいつだったか。

私のGoogleフォトを覗いてみると、2023年2月。約2年前じゃないか。


「ふつうのカレー」ってなに?

コロッケがのってるのは豪華カレー

カレーを考えるときに思い出すのはやはり海原雄山

この店のカレーが本物だと言ったからには答えてもらおう。
まず第一にカレーとは何か。

『美味しんぼ』第24巻 カレー勝負より

もう効果音が「ビシィィィイィィッ!!!!」と聞こえてきそう。

この答えはカレーの真髄はスパイス。何層にも重なるスパイスがカレーだ!
ということだったはず。(違ったらすみません)

と、話しが逸れてしまった。

私の考える「ふつうのカレー」は、カレールウを使ったおうちカレーのこと。
具材はジャガイモ、にんじん、玉ねぎ。お肉は鶏もも肉か豚バラ。

至ってノーマルな具材、市販のルウを使う料理だが、食事管理を始めて食べられなくなったメニューのひとつ。

脂身を取りきるのが難しい豚肉と、脂質が高めなカレールウは脂質を管理しているとなかなか食べられない。

食べたいなあとは思いつつ、食べる機会もないまま2年が経過していた。

余談ですが。

私が初めて読んだ漫画はドラゴンボール美味しんぼという謎の組み合わせ。小学生の頃にお刺身にマヨネーズをつけたいだ、黒い枝豆(だだちゃ豆)が食べたいだ、カンスイを使ってないラーメンを食べてみたいだ叫んでいた覚えが。

そりゃ食いしん坊になるわ。

降って沸いた豚バラ肉にアラフォー歓喜

ジャガイモは油をきちんと纏わせて焼いてから煮ると崩れにくい

先日実家に行った際、母が「豚肉いっぱいあるんだけど1パック持って帰らない?」と言った。

昨年までの私であればすぐに断っていたのだが、そこは年末年始の暴飲暴食明けの食いしん坊。即答で「持って帰る!!!」

ホクホク顔で豚肉を抱え電車に乗るアラフォー。不審者として捕まらなくてよかった。

豚汁を作ろうかなと思いながら帰宅したのだが、いろいろ考えて一番食べたかったのは「ふつうのカレー」

具材とカレールウだけのとにかくシンプルな手法で。

食べて気付いた。我が家は豚肉に飢えていた

2日目のカレー。もう無くなっちゃった

昨日、今日と2日間のランチは念願のカレーを。

「口の中に爆発的な旨みが広がる、おいしいね…」と夫もしみじみ。

今回はカロリーハーフのルウしかなかったため、以前作っていたよりもカロリーは低めだが、その威力はじゅうぶん。(1皿ルウのみで約300kcal

まったりとしたカレールウに、炭水化物が一食分近くありそうなごろごろジャガイモ&にんじん。

小さい頃から何百回も食べてきたふつうのカレー。頻繁に食べていたときは気づかなかったが、ソウルフードに近いものがあったんだな。

豚肉に飢えていると気づいてしまったが、ここで油断すると元に戻ってしまうので、またしばらくは豚肉なしの生活を続けようと思う。

きっと何ヶ月か後にまた1パック食べて感動するんだな。

あー、なんで4食分しか作らなかったんだ!また食べたいよ!!


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太田 みき
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