見出し画像

色んな人と関わるのが好きな"お人好し"の残酷さ。

僕はお人好しだ。
なんて急に言われても、え?それ自分で言う?という感じになるだろう。まずそもそも、お人好しのちゃんとした意味や特徴を説明できる人って案外少ないのでは無いかと思う。

以下、お人好しの特徴を引っ張ってきた。


1:素直
「お人好し」の人は、素直です。素直すぎるがゆえに騙されやすいともいえるのですが、それでもやはり素直さというのは財産です。仕事では、人の意見を素直に聞くので好感をもたれますし、成長も早いでしょう。

「お人好し」の人は、かわいがられやすいので、男女関係で女性が「お人好し」である場合、彼にとても愛されるような気がします。

2:人に信用される
「お人好し」の人は、思いやりの心があるので、人の嫌がることでも率先して取り組みます。残業にも嫌な顔ひとつしませんし、引き受けた仕事はどんな面倒な仕事でも最後まで丁寧にやり遂げます。そんな姿勢は、必ず人の信用を得られます。「お人好し」の人は、人に信頼される人でもあるのです。

3:やさしい
「お人好し」の人は、人のためになるなら、自分のことを後回しにしてでもやってあげようとします。そんな姿に「やさしさ」を感じる人も多いでしょう。「お人好し」の人のやさしさは、単純に物腰の柔らかさがあるだけでなく、思いやりにあふれていて、それに触れた人はとてもうれしい気持ちになるのです。

4:楽天家
「お人好し」の人は、物事を悪いほうに考えません。根っからの楽観主義なのです。なので、危機管理の面ではちょっと弱いところも。「お人好し」でない人から見れば「甘い!」と叱られてしまうかもしれません。

5:争いを好まない
「お人好し」の人は、揉めごとが嫌いです。もめたり、その場の空気が悪くなるくらいなら、自分がそれを引き受けたほうがよっぽどマシだ、と考えるのです。献身的だとも言えますが、ことと次第によっては、揉めてでも解決すべき内容もありますね。「お人好し」の人が、お人好しだったばっかりに、周囲の成長が妨げられるということも、たまにはあるのではないでしょうか。

oggiより引用

自分で言うのも何だが、僕は完全にお人好しタイプだと自負している。もちろん、この性格の良いところもあると思う。そう思いながら生きてきた。今もそのつもりで生きているが、このタイプは歳を追うごとに生きにくく、このお人好し具合に漬け込んで周りに利用されることや、僕はまだ無いけど騙されたりもすることが多いらしい。

特に、うつとサウナをやっていて参加者の方々を見ていると、自分含めこのタイプは多い気がする。優しい、素直な方が多く、その自分の性格と良くも悪くも混沌とした社会で生きていくギャップに悩んでいる人が、数多くいる。うつや精神疾患を患う方にこういった性格の方は多いとよく言うし、どうしても根っこからすぐに人格を変えることなんて出来ないから悩み苦しむのだと思う。僕はそうだった。

こんなこと、本当は言いたくない。だけれど、お人好しが自分を貫いて生きていくには、この社会は少し難題が多すぎる。残酷なことで、考えたくもないって思うけど、やっぱり現実は決して甘くないし、しっかりと自分の中で2面性を持っている人は強いなと思う。情ではなく、理で動かないといけない場面なんて腐るほどある。そこで優しさだけで生きていくのは、実は自分のためになっていなのではとさえ思う。悲しいが、しっかりとこの現実に目を背けずにいないといけない。繰り返すが、本当はこんなこと言いたくない。

お人好しが悪い!なんてことは1ミリも思わない。ただ、常にお人好しでは周りは幸せになる一方で、自分の本当の幸せに気付けなくなってしまう恐れが大きいことも理解しないといけない。難しいけど、使い分け。場面場面をしっかり見極めながら。

自戒も込めて。やっていきましょう。


サポートしてもらえたら、いつか還元できるように頑張ります。