はっと
参加する展示のおしらせをまとめています。
絵でも文章でもない、なんでもない はっとの実録話集です。中には役に立つものもあるかも?
一ヶ月毎の制作日誌をまとめました。普段あまり話さない、作品とそれに纏わるエピソードを語ろうと思います。
先日、個展「質量のある夢」が好評のうちに幕を下ろしました。 ご来場下さった皆さま、作品をお迎え頂いた方、ギャラリー様、関わって下さった数えきれないほどの方に深く御礼申し上げます。 10年以上前、絵を描き始めた創成期の頃からお引き立て下さってるお方のギャラリーでの開催。 初心に戻るという意味もあり、個人的に大事にしたい個展でした。 この10年間くらいで、私の作風も少しずつ変わってきました。 最初は鉛筆を使ったイラストを中心に描いていました。その時代に私の絵を知った人は
お久しぶりです、こんにちは。 今回は10/19より開かれる個展「質量のある夢」について、思うところを少し綴ってみようかなと思います。 皆さま、今年の夏はどうお過ごしだったでしょうか。 とにかく暑い。暑いを通り越して、ああ辛い。 無事、命を繋げられただけで大成功。 そんな方が多かったのではないでしょうか。 外出は極力控え、バケーションもうまくとれず、何が何だか分からないうちに夏が終わってしまった。 それを思うにつけ、一つの単語が頭に浮かびます。 「分断」 これはコロナ禍でも
先日開催された個展「all this time」は、好評のうち閉幕いたしました。 ご来場頂いた皆さま、関係者さまに深く御礼申し上げます。 今回の個展は今までより少し特別で、"集大成" と銘打っています。 2019年に九死に一生の事故に遭い、作家として筆を折りかけてから、リハビリ、コロナ禍、家族の病気などを経て今に至るまでの「すべて」=「all this time」。 タイトルにはそんな意味合いを込めました。 年を経るごとの画風変化も今回の見所で、 2019年初頭のパワー漲
noteに描くほどの文章ではないのですが、 すこしだけ感じていることを。 コロナ禍が徐々に晴れゆく中、どんどん前へと進んでいく人たちを見ながら。 ようやく隣町に出られるようになったとか、一日外にいても大丈夫な日が出てきたとか、そういう次元で生きている自分が辛かったりします。 九死に一生を得たあとの後遺症なのだから、生きてるだけでありがたいと思うべきなのだけど。 いまだに「あれを食べてもアレルギーを起こしにくくなった」とか、「車の音に冷や汗をかきにくくなった」とか。毎日誰に
「嗅覚」、それは五感のひとつで、鼻を使い匂いを嗅ぐことである。 今日のテーマは「嗅覚」で書いてみようと思います。 なんで嗅覚のことを書こうかと思ったかというと、うちの旦那さまから 「なんでも匂いを嗅ぐクセがあるね」と指摘されたからなのです。 確かに私は、料理もぬいぐるみも薬も猫も空気も、なんでも匂いを嗅ぎます。…言われてみれば。 人より匂いに敏感、ということとがひとつにはあると思います。 バファリンを飲めば、鼻から抜けていく匂いの「色」で薬の効果時間を判別します。
せっかくnoteというものに登録してるので、エッセイ的に徒然と綴ることにしました。 今回はこの時期ならではの話題、親戚のお正月の集まりです。 子供の頃、誰しも経験したことがあるのではないでしょうか。 お正月になると、父親と母親双方の実家へ挨拶へ行く季節恒例行事。 おじいちゃんおばあちゃんがいれば、顔を見せに行く数少ない機会でもありますね。 勿論その家、その家の独特の雰囲気というものがあるわけで、うちの場合それが父方の実家、母方の実家で極端に違っていました。 まず父方
もういくつ寝るとお正月。 しかし忙しすぎて年賀状なんか用意もデザインも出来てない、もういいか…という方に向けて、 もしよかったら拙作の年賀状を、ご自由にダウンロードしてお使い下さい。 ハガキサイズ、ふちなし印刷をして頂くといいかと思います。文字を書く場所は少なめですのでご了承下さい。 あと、一応絵にサインが入ってますので、自作発言はご勘弁を。再配布、加工などはなさらず個人利用のみでお願いいたします。 ウサギのように、ぴょんぴょんと階段を駆け上っていくイメージです。縁には冬
短編のミステリー小説のような、わずかな未知に触れることが好きだったりします。 「ロンドンは作られていない」というショートミステリーは、デカルトの "世界のすべてを疑う" という思想がベースになっている物語でした。 ストーリーはこうです。 自分以外の人すべてがアンドロイドで、たった一人生き残った本物の人間である自分を、人間のフリをして監視しているのではないか? たとえば、自分がこれからロンドンに行こうと計画したとする。すると、その瞬間からビッグベンが作られ始め、エッフェル
ハロウィンの熱気ムンムンの原宿で、4年ぶりの私の個展が開催され、昨日終わりました。 忘れないうちに、所感など文にしておこうと思います。 最初に、個展へご来場頂いた皆さま、応援のメッセージを下さった方、影から支えてくれた家族、関わってくれた全ての人達にお礼を申し上げます。 正直に言えば、今回の個展は走り抜けられるか五分五分のところでした。 隣駅に出かけるだけで具合が悪くなり、ひどい時は外に出ただけでパニックになる日もある。(すべて頭の大怪我に起因しています) 果たしてこ
ひさびさに文字を打ちます。 容赦なく太陽が身を焦がす、謎多き6月でしたが皆さんはお元気でしょうか。 あっという間の2022年上半期。コロナに異常気象に電力不足に、これで怪獣でも出て来れば立派なパニック映画なのでは…と思いつつ、なんとかかんとか掻い潜って生きてきた人も多いかと思います。 そんな半年。わたしなりに前進できたことをまとめてみようと思います。 ・事故の後遺症と戦いながら、パニック症状を抑え行動範囲を拡げることができた。 ・画家登録サイトに登録御招待。web展覧会に
「飛んでる弾は止まってる」という言葉があります。 空中をすごい速さで突き抜けていく弾も、一部分だけを切り取ってみれば「止まってる弾」が連続してるだけのこと。
久々の更新になります、こんにちは。 うまいこと言葉になるか分かりませんが、私なりに今年を振り返る日誌を書いてみたいと思います。 皆さんにとり、今年はどんな年だったでしょうか。 世の渦に飲み込まれて、それまで築かれたものも、占いもなにも、道を外れて彷徨い、五里霧中…な方も多かったと思います。 私も例外に漏れず、不安に塗れた一年でした。その中に少しずつ、吉事がフレークのようにまぶされている感覚。 本来でしたらリハビリに専念する一年で、外を活発に歩き回り交通機関もスムー
夏も盛りになってきました。 Twitterに流すのは少し憚られて、noteに思いの丈を書くことにしました。公開することも最後まで迷いましたが、被害者として声を記録するのも大事なことなのではと思いました。少し重苦しい話になってしまいますが、ご容赦ください。 昨年7月末の交通事故から、一年が経ちました。 歩道を歩いていたら、突然暴走車に突っ込まれ、私をボンネットに乗せたまま建物に激突するという事故でした。私はいまだに、ワイドショーで放送されたという自分の事故シーンを見る
4月分の制作日誌です。 ゆるゆるとお読み下さい。 ●「Time leap at coffeecup」(油彩30号) デパート屋上の遊園地を題材にした油彩画です。遊具、というのは個人的に好きなモチーフの一つです。時間を超えて佇んでいる感じ、中には錆びていたり、煤けていたり。 公園の遊具にも同じものを感じます。こどもの頃、それらで遊ぶのはもちろん、使われているボルトやビスなどの金具が特別大きなのを見るのが好きでした。わーこんな金具で人間が支えられてるのか…みたいな。 こ
こんにちは。 次第に暑くなってゆくこの季節、みなさまお元気でお過ごしでしょうか。私の方は、リハビリと重ねてお腹の持病も再発しまして、毎日ヒーヒー言いながらなんとかかんとかやり過ごしております(涙目) さてさて、件の疫病により延期になっておりましたプラムツリーさんの企画展「ポラリスの少女」ですが、いよいよ7月18日より開催されます!やったー!ヤッホーイ! 待ってました!というお声あれば、大変嬉しい限りです。 早速ですが、会期は以下のようになります。------ ①7/