匂いでぜんぶ判断しがちな話
「嗅覚」、それは五感のひとつで、鼻を使い匂いを嗅ぐことである。
今日のテーマは「嗅覚」で書いてみようと思います。
なんで嗅覚のことを書こうかと思ったかというと、うちの旦那さまから
「なんでも匂いを嗅ぐクセがあるね」と指摘されたからなのです。
確かに私は、料理もぬいぐるみも薬も猫も空気も、なんでも匂いを嗅ぎます。…言われてみれば。
人より匂いに敏感、ということとがひとつにはあると思います。
バファリンを飲めば、鼻から抜けていく匂いの「色」で薬の効果時間を判別します。
例えば、効果が身体中充分に行き渡ると、鼻から「白い匂い」が抜けていく感覚があります。
友人からは「薬がちゃんと飲み込めてないんじゃないの?」と言われましたが、そういうことじゃないのです。飲めてます。
あとは、「匂い」で文字や数字の位置関係を把握すること。
おそらく上記のことは、"敏感"の域を超えていて、わたしの持つ "共感覚" が関係しているとは思うのですが。
とにかく、嗅覚は五感の中で唯一、大脳辺縁系に作用すると言われていますし、五感の中でも特別な感じがしています。
目で見たことよりも、耳で聴いたことよりも、長く長〜く最後まで残るのが匂いの記憶と言われています。
おばあちゃんの家の古い家屋の匂い、寝起きの猫の温かい布団の匂い。
匂いとともに、その情景や思い出、抱いた感情全て包括して思い出されるではありませんか。
バスの匂いだけで酔っちゃうとかも、悪い方向に記憶から引き出されてますよね。
それだけ強烈で大事な感覚なのだなぁと思います。
ですので、大事なものほど私は積極的に匂いを嗅いでいきます。大切にしてるぬいぐるみとか。
あと家族の体調も、匂いで判断しがちです。
旦那さまの足が足首から臭くなってきたら、疲れてるな…?!とかね。
原始的で本能的で、だけど意外に一番脳に近づける、嗅覚の世界。
あれ? やってること猫と変わらないな、くんくん。