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読書と短歌と散文

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最近の記事

散文短歌 #14 「首と背中、死んでます。」

接骨院で告げられる。知ってる、知ってる。全身悲鳴上げていたもの。そろそろ限界だと思っていたけど、もう限界だったみい。小指と薬指が痺れてて、それもどうやら首と背中の凝りが原因らしい。短歌詠む時に指折り数えるじゃないですか。言葉のパズルがうまくハマらなくて、何度も何度も往復するんですよ。そのせいかなって、腱鞘炎かなって思ってたけど。違ったか。そりゃそうだわな。矯正し本来の位置に戻してもらう。ポキポキ音が気持ちいい。体が軽くなる、今なら飛べそうだ。 「あまりにも残酷すぎる結末に

    • 散文短歌 #13 「大型連休買い取ります。」

      アレクサ、テンション上がる曲をかけて。 今日から連休に入る人もいるのか。9連休。羨ましい。そうじゃない人も5連休確定って熱いね。連休あったら何しよう。 ✔遠征キャンプ 山と海のキャンプ場をはしご。市場で食材買い込んで、日本酒ちびちび飲みながら、読書と焚火。 ✔ラーメン食べ歩き あっさり系であれば1日5軒いける気がする。胃袋の限界を越えてみたい。 ✔カメラぶら下げあてもなく散歩 死ぬほど写真撮ってみたい。穴場スポットから有名どころを朝から晩まで撮影したい。 ✔移動は全て電車

      • 散文短歌 #12 「先読み告知。」

        最近、寝ても寝ても眠い。 気圧の変化に左右される体調どうにかしたい。天気が崩れる2日前あたりから頭痛、倦怠感、目眩、不安感がやってくる。天気予報見なくても、体調で先の天気が分かってしまう。不要な能力。気象病いうらしいね。 憎き低気圧。これから梅雨の時期がしんどいわ。 「ひとりではさみしいだろうと憑いてきた 孤独になれたはずだったのに」

        • 散文短歌 #11 「また積読が増えてゆく。」

          黄砂のせいか目がショボショボする。 BOOK OFF(HARD OFF、セカストも可)が好きで休日や仕事終わりにフラッと立ち寄ることが多い。一般的な書店も好きだ。売り場の並べ方や、オシャレなポップを見たりするとワクワクする。購買意欲をそそられる。本当だったら好きな作家さんの本を買って少しでも貢献できたらなぁ...とは思うが、新刊を定価で買おうにも余裕がない。新刊を買わず中古本を漁る不届き者。 何軒もBOOK OFF巡りを続けていると、その地域によって本の取り扱うジャンルに偏

          散文短歌 #10 「まず、落ち着こうか。」

          咄嗟に出てくる言葉に自信が無い。いつも例文のような返事。思ったことを伝えようとすると、文字が崩れ始める。組み立て直そうとするも、拾い集められず言葉が足りなくなる。言葉に詰まる。次の言葉が出てこない。語彙力も乏しい。相手が困った顔をするのがわかる。 いつもこうなると分かっているから会話するのしんどい時がある。あぁ、あそこでこう言えば良かった、そういう意味じゃないのにって後悔ばかり。会話するって難しい。 「曖昧かつ抽象的な表現で 開催される弁論大会」

          散文短歌 #10 「まず、落ち着こうか。」

          短歌 #6 「10首」

          あまりにも綺麗に逝ってしまうから 今日もあなたがいると思った 亡骸を抱いて初めて知りました 日々はわたしの安らぎだったと 本棚に廃棄処分の札を貼る 愛を伝える儀式に見えた 燦々と輝き放つ真珠星 ほんの僅かに虚しく見えた 鍵盤を人差し指で弾いたなら 僕の声より優しい音色 遠くまで見える眼鏡をかけている 僕には君の未来も視える 致死量の幸せ浴びて死んでゆく 世界の終わりを考えながら 思い出を軽く炙って出た煙 目にはしみるが涙は出ない 風のない湖畔に浮かぶ三日月が

          短歌 #6 「10首」

          散文短歌 #9 「今夜は満月。」

          【スピカ(真珠星)】の星言葉は「抜群のセンスと直感力」。 転職したい。常に、辞めたい辞めたいと思ってはいるけど、今の仕事を辞めて何がしたいとか、どんな職種を選びたいなど具体的な事は決まっていない。 年々、人員は減り負担が増え続けている。身体は思うように動かなくなり、疲れが抜けない。漠然とした不安が襲う。将来が不安になる。今の職場は給料、人間関係には恵まれた環境だと思う。転職するなら、今の給料と同等の環境、それ以上を望むが、大した資格も学歴も無い。今あるものを手放して新しい事

          散文短歌 #9 「今夜は満月。」

          散文短歌 #8 「ツンデレな彼女。」

          たまに仕事終わりに実家に寄る。 その日は、食材のおすそ分けあるからと連絡があり帰った。21時。母は洗い物、父はテレビを観ながら晩酌。「ただいま。」「おう、おかえり。」畑で採れた野菜、刺し身を受け取る。カチャカチャ食器を洗う音、淡々と今日のニュースを伝えアナウンサー。会話は無く、とても静かな空間。 愛犬が亡くなり、もう少しで1ヶ月。帰宅すればいつも愛犬は長座布団に寝っ転がっていた。しっぽを振って近寄ってくるので撫でて戯れる。満足すると、急に唸って噛みつくようなツンデレなやつ

          散文短歌 #8 「ツンデレな彼女。」

          散文短歌 #7 「東北にも春が来た。」

          今年は例年より早く桜が開花。入学式前に散ってしまうね。なんかそれはそれで、さみしい。 これ逃したら撮りに行けない!カメラぶら下げ、夜桜ライトアップの撮影に出掛けた。予報通り満開の桜。思う存分撮影を楽しんだ。こういう時、一脚あると便利なんだけど、今回は三脚も使わず撮影。手ぶれ補正の限界にチャレンジ。帰ってデータを確認したらやっぱり、半分以上ボケボケ。でも、手持ちでこんだけ取れたら十分だよ、と自分に言い聞かせる。 いつか短歌写真もしてみたいと思っていたので、余白を意識して撮影。

          散文短歌 #7 「東北にも春が来た。」

          散文短歌 #6 「好き、ならそれで良いと思うの。」

          カラオケの18番は、明るい未来/never young beach。 決して上手くはないが、カラオケが好き。歌うのが好き。出来ることなら、フリータイムで喉が枯れるまで歌っていたい。2、3時間じゃ物足りない。あぁ、カラオケ行きたい。 バンドのライブを見に行くのも好き。今ではライブハウスに通う機会は減ったけど、ライブ情報は欠かさずチェックしている。しばらくARABAKIも行けてないけど、タイムテーブルが発表されたら自分ならこう周るなぁ〜と妄想してる。今年は個人的に2日目が熱い。

          散文短歌 #6 「好き、ならそれで良いと思うの。」

          散文短歌 #5 「虚無虚無。」

          久方ぶりの呑み会。やっぱり外で呑む酒はうまい。 コロナ前、そんなに頻繁ではなかったが、呑みに出歩くことが多かった。仕事終わりの「お疲れさん!」の乾杯コールで飲み干すビールとか、お互い愚痴をこぼし傷を舐め合い、ちびちび呑んだ日本酒とか。昼から呑み歩き非日常感と贅沢感を浴びまくったり。バンドのライブを見終わった後も必ず一杯引っ掛けってたっけ。どれも懐かしい記憶。 呑んでる時は楽しい。けど、終わった後の虚しさ。あれ、どうにかならないもんかね。ラストオーダーでそわそわ。お会計あたり

          散文短歌 #5 「虚無虚無。」

          散文短歌 #4 「さよならの向こう側。」

          3月は別れの多い季節。 出会いも多いけど、どうしても哀しい別れの方が目立ってしまう。出会いがあれば、必ず別れはくるもの。分かっていても辛い。 40歳で死ぬんだ。そう思うようになっていた。別に自ら命を絶ちたいとかそんなんじゃない。持病もあるし、健康ではないし、漠然と生きていられないのではないかと。だからなんとなく40歳で死ぬと思っていたが、最近になってそんな理由ではないのでは?と思うようになった。 ただ、単純に別れが怖い。長生きすればその分、別れも多くなる。別れが来る前に自

          散文短歌 #4 「さよならの向こう側。」

          散文短歌 #3 「手放す勇気。」

          買うだけ買って積読していた本の山。本棚も無かったのであちこち置いたり、タンスの上に積み上げていた。今にも崩れ落ちそうだ。 どうにかせねばと思っていた時、実家に丁度よい本棚があったのを発見。三段の小ぶりの本棚。棚の中には、広告やら中身の分からない箱が入っているだけ。使われていないようだったので持ち帰ることにした。(本棚は欲しくていろいろ探し回った。本が入ればなんでもいいや、とか思いつつもしっくりくるのがなくて買わずにいた。が、結局欲しかった物は近くにあったんかい。) 本の整理

          散文短歌 #3 「手放す勇気。」

          散文短歌 #2 「もはや前世の記憶。」

          小学生の頃、よく図書室に通い本を読んでいた子らしい。 職場にバイトで来ている年配の女性がいた。どこかで会った気がする。声を掛けようにもなんて話し掛ければよいか悩む。せめてマスクを外して顔全体が見れたら思い出せそうな気もする。同級生の母親、元バイト先の、うぅーん。あとちょっとで思い出せそうだけど、思い出せない。数日が経った頃、仕事終わりに駐車場でその方と遭遇した。マスクを外していた。 ああぁぁぁー! って思わず声が出たと思う。心の声が漏れたと思う。だって思い出せず、ずっと

          散文短歌 #2 「もはや前世の記憶。」

          散文短歌 #1 「ポップで爽やかな歌を詠みたい。」

          これ目標ね。 短歌を作るのは楽しい。指折り数えてはスマホのメモに打ち込んでいるが、出てくる言葉、出来上がる短歌はどれもこれも感傷的。死にたいとか終わりたいとか。 昔から自分を表現するのが苦手。何を考えてるか分からない言われるし、言いたいことも喉元で止まるんだ。モヤモヤして処理できず何度潰れてしまったことか。短歌ではそういう気持ちや感情を表に出して供養させてもらっている。ギュッと31文字に落とし込めた時の達成感も好き。 先日、友人に作った短歌を詠んでもらう機会があった。(

          散文短歌 #1 「ポップで爽やかな歌を詠みたい。」

          短歌 #5 「10首」

          3月にあれこれ立てた計画を曖昧にする君の優しさ やさしさが痛みに変わる5秒前 冷やし中華は甘くすっぱい さよならと別れの手紙を置いてゆく 黒山羊さんは読まずに食べた  どうしたのオリジナリティ皆無だよ 誰かになれない私の言葉  この雨に隠れ涙を流す夜 小さな粒は桜のように 動物の形を模したクッキーは卵不使用 君は必要 優しさの賞味期限が切れたのか 君は気のない相槌を打つ  風船がするりと手を抜け飛んでった いくら泣こうが桜は桜 花びらが静かに降り積もる夜 白い

          短歌 #5 「10首」