8月のおわりに〜看護師をめざしたわけを思い出すには理由がある〜
私には右手がほぼない状態のいわゆる先天性肢体不自由児の弟がいた。そんな彼が6歳の時、私と言い合いをしている中、急に「鼻血が止まらない」と言いだした。ティッシュで押さえても押さえても血が止まらない。母が「これはおかしい」と病院に慌てて連れて行った。それから母だけ自宅に戻り、荷物をまとめ家から当時1時間ほど離れた大きな病院に入院することになり、帰ってこなかった。
私は、保育士を取得後、准看護師を取得し、正看護師になった。そして、正看護師として勤務したのちに再び障害のある子どもた