他人の目が気になるときは、他人を王様にしている。

 人の目が気になるということは、他人がどう思うかが気になるということです。他人の目を基準に自己の行動を選ぶことは、他人を王様にしているのと同じです。

 王様のいうことを聞かないとうまく生きていけません。王様の意向に逆らうと、うまく生きていけないのは目に見えています。他人の目を気にするということは、その相手の頭の上に冠を置いてしまっているのです。王様が実際どう思うかはわからないけれども、勝手に自分で行動を規制しているのです。そして、今日も王様に逆らうことなく生きられたと勝手に安心しているのです。

 しかし、何か心に違和感が残ります。それは、自分の頭の上に冠を載せていないからです。自分の頭の上にも冠を載せましょう。自分も王様です。そして、相手も王様。これでお互いがお互いを尊重できます。それぞれ自分の領域において、望ましい世界を作り出すことが王様の仕事です。自分の人生の主役は、自分です。自分が王様です。そして、他人の人生の主役は、他人です。他人が王様です。

 また、一方で、相手を尊重できていないと感じるときもあるかもしれません。そんなときは、その相手の頭の上に冠を置いておらず、自分の頭の上だけに冠を置いてしまっているのかもしれません。

 今、冠は誰の頭の上に置いているのか。それを意識して、他人の目を気にする毎日から少しずつ抜け出していき、また、相手とうまくいっていないときは、自分の頭の上だけに冠を置いていないかを注視して、気持ちの良い毎日を過ごしていきましょう。

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ぱわぼう
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