卒業、式、か・・・。(patercycleとは? 番外編)
特に思い出とかないなあ。
答辞とか読んだこともないし、第二ボタンをねだられたこともない(僕は中高と学ランだったが、ブレザーの場合も第二ボタンて言うんだろうか?)。
けど、なんとなく思い出してみよう。
*みんなのフォトギャラリーから画像をお借りしました。ありがとうございます。
今までで一番悲しかった卒業
幼稚園・・・あ、僕は幼稚園に1年・保育所に1年行ったという変わった経歴を持っている(←大げさ)。
幼稚園は家からめちゃくちゃ近かったが、いわゆるカトリック系で制服があり、「お行儀良く」といった感じになじめなかったのか友達もできず、楽しくなかった(母によると、当時保育所に空きがなかったためやむを得ずそこに入れたらしい)。
翌年の春、保育所に空きができたという電話があり、母に「保育所に行く?」ときかれて「うん!」と答えたのを覚えている。
保育所では打って変わって、裸足でグラウンドを走り回るわ、イナゴを追い回して捕まえて佃煮にして(もらって)食らうわ、(いや、そういうプログラムなんですけど)と活発になり、友達もできた。すごく楽しかった記憶がある。
そして、卒園(卒所?)の時がやってきた。実は、この保育所は僕の家の小学校区の外なのであった。そのため、せっかくできた友達ともはなればなれに・・・。うすうす感づいてはいたが、そのショックは大きかった。今までで一番悲しかった卒業だったかもしれない。
案の定、小学校にあがった僕は引っ込み思案に戻ってしまった。まあ、後に今も付き合いのある親友ができたりもしたので、悪いことばかりじゃないけれど。
小学校の卒業式はあまり記憶がない。卒業式のリハーサルというのが何回もあったなー、というのを覚えているくらいだ。
この時期になると思い出す
中学校の時は、ちょうど体育館が建て替え工事中だったため、道路を挟んだ向かい側にある公民館のホールを借りて卒業式が行われた。まだ高校の合格発表もなかった様に思う。
式の後、公民館の外の広場に出て順番に教室に戻るのを待機しながら、仲の良い友人達とわちゃわちゃしていた。その時、ふと視線を感じた。
そちらを見ると、3年間1度も同じクラスになったことのない女子が泣きそうな表情でこっちを見ていた。
僕は、たじろいで視線を逸してしまった。
あれは何だったんだろう、とこの時期になると思い出す。
まあ、たまたま泣いてるときに目が合ったとか、僕の後ろに誰か男子がいてそいつのことを見てた、っていう恥ずかしいやつだったかもしれない。うん、きっとそうだ。
二次卒上等!
高校の卒業式はちょっと特殊で、3月の中旬過ぎ、校長室で数人で行われた(いや、何か悪さをしたとか不登校だったとかじゃないです)。
工業高校だったので卒業課題というのがあったのだが、それを提出するのが遅れたために、3月の上旬に行われる第一次卒業式に出られなかったのだ。
というか、もう提出期限に間に合わないと分かった時点で、二次に間に合うようにのんびり課題をやったのだった。途中でサボって地元の友達とキャンプに行ったりしたし(笑)。
ちなみにクラス約40人の中、第二次卒業式になったのは僕1人(まぁどうせクラスに友達いなかったからいいんだけどね)。
他のクラスの同士(笑)達と妙な連帯感が生まれつつ、ようやく暗黒の3年間(patercycleとは?2をご覧ください)から解放されたのであった。
そしてモヤモヤが残った
そして短大の卒業式。(自己紹介の記事がここでストップしてますねすいません早く書きます(-_-;))
高校時代と違い、それなりに友達もできて楽しかったんだけど、やりたくてできなかった事もいろいろあってモヤモヤが残る複雑な心情の中、スーツに身を包んでキャンパスへ。講堂に向かう途中で割と仲の良かった女子と会った。「後で一緒に写真撮ろうね〜」と言って彼女は去っていったが、それっきりであった(集合写真にも写ってない。他の人達とは普通に撮ったよ?)。
卒業証書(の入った筒)をみんなでバッと宙に放り投げる、みたいな(古い?)スカッとした感じにはならんもんですなあ・・・。
というわけで、唐突ですが「なんとなく卒業っぽい曲」を3曲上げて終わります
The Velvet Underground「Who Loves The Sun」
この曲はThe Velvet Undergroundの4thアルバム(実質的なラスト・アルバム。)「Loaded」のオープニングを飾る曲です。歌詞の内容は…多分関係ないですが、グループとしての終わりという事もあって卒業っぽく感じるのかもしれません。
Who Loves The Sunー「太陽を愛する人」と訳せますね。明るくも切ないメロディ、コード進行が卒業っぽいですね。♪パ・パパ・パ~というコーラスもムードを盛り上げています。ルー・リードが売れ線を狙って作ったといわれる時期の曲ですが、良い曲ですね。
ABBA「Hasta Mañana」
邦題は「落ち葉のメロディ」というらしいです(←いきなり季節が違うやないかーい!)。原題の「Hasta Mañana」とは、スペイン語で「また、明日」という意味だそうで(ん?卒業っぽい曲のはずでは?)。「また逢う日まで!」みたいな感じでしょうか。歌詞にも「Time to forget, send me a letter」とか出てくるのでやはり別れの歌ですね。
MVではメンバーが階段を昇ってたりして、つい ♪大人の階段のーぼるー、と別の曲を歌ってしまいそうです。とにもかくにも、「別れたくないけど、別れる時が来たのね」といった切なさが漂っている名曲だなーと思います。
小沢健二「さよならなんて云えないよ」
この曲も具体的に「卒業」というワードは出てこないけれど、「美しい日々にも、いずれ別れの時が来る」という事を歌っていると思います。いつまでも続くものなんてないのだと。
すごく楽しい時にふと不安になったり、落ち込んだ時に楽しかった時のことを思い出してちょっと元気になったり。
明るさと切なさがないまぜになったメロディ・サウンドと歌詞、と陳腐な言い方しかできないけど、「左へカーブを~」の所と「本当はわかってる~」の所の歌詞が特にグッときます、個人的に。
最後に、突然学校が休校になった学生さん生徒さんが無事に学生生活に戻り、卒業式ができることを願っております。
・・・なんとなく書き始めたら結構長くなっちまいました。最後まで読んでくれてありがとうございます。