【映画ドラマよもやま】ドントルックアップに生きている今の世界?
突然ですが先日フランスでは3月14日より現在ワクチン・パス(passe vaccinal)が求められている全ての場所(レストラン、バー、ディスコ、映画館、劇場、ホール、競技場、見本市や展示会、地域間移動列車等)において、ワクチン・パスの提示義務を解除(suspendue)また公共交通機関を除き、屋内でのマスクの着用義務を解除する・・というお触れが出されました。
やった!と喜んだもののつかの間、いきなりウクライナ情勢がご存知のとおりでして、BAなどは懐かしのアンカレッジ経由。。ということで1980年代を彷彿させる事態にいたっております。。さてそれを踏まえてこの映画。。。
コロナパニック、温暖化のおちょくり。え?コロナっていつ終わったんですか?みたいな雰囲気の今なんですが・・・
役者全員が達者な人ばかりで誰も無理してこの役に入っているとかそういうの一切なしの楽しい映画でした。
ご覧になってない方はあらすじはこちらで。。
https://cinemarche.net/comedy/dont-look-up-yumi/
さて、、ここからが映画好きの放談コーナー
とにかくジェニファー・ローレンスが『アメリカン・ハッスル』以来のあのオラオラ感でやってくれるのはファンとして嬉しい。彼女はおおきいほっぺで叫ぶのがいい。それにしてもこの話よくできてる。しかもジェニファーのケイトのセーターが実は刻々と変わるのも編み物ファンとして見逃さなかった。最後のシーンは手編みぽくっていい感じだった。『ナイブスアウト』のアメリカンヒーローが着ていた毛糸のセーターに相当するかなりいい質だったと思う。
あとジョナ・ヒルのあの弱いずるさが最高。スネ夫は万国共通。ウォースストリートの魚のフンみたいにレオ様にくっついてたあのおでぶちゃんがこんな中年チャラ男でまた帰ってきてくれたのは嬉しい。彼が言う
「おめーら労働者、俺ら上流、ほんで、俺らとアイツラたたかうの。それ応援してくれるのが君ら労働者」っていうのが笑えない。笑えない。
デカプリオは8割おじさん。テレビで易しく喋ろうとして失敗。キャラ化されてしまい、子供番組の先生と都会のニュースキャスターの火遊びの相手にされてしまう羽目に。私達は科学者を必要以上にバカにしてないか?その問いもぐさりとくる。
いやはやとりあえずこの話は、すべてがもりだくさん。SNS、薄くマスコミ、有名人、女、嘘、パニック、アルゴリズム、選挙、分裂、コロナ前とコロナ後じゃ全然見方が違うことに気がついた。コロナ前ならこんな笑えないよ。いやコロナとトランプで一気にネタが増えたのか。。
でもね、コロナなの。ただ、、、2022年2月にはもう古くなった気がしたのよ。
そう、私達はもう体験したのです。コロナもトランプもイーロン・マスクもスティーブ・ジョブズも。わかった。。疲れた。。そして今も現在進行形。。これが公開された頃はまだなかった!あの攻撃が!!!今リアルにテレビ塔が壊されてたりウクライナが戦争?ってへー?全然リアルじゃないんですけど!この違和感何よ?ええ?
こないだまでコロナとか言ってなかった?
ただね、、、2022年2月には、CEOよりも元KGBの方が暴力で人を制するというすごい笑えない映像を毎日のように流してて私は本当に辛いよ。
なんでも持ってたのにね、何を欲しがってたんだろうね、僕たちは。。。最後のデカのセリフに全てがつまってる。愛すべき仲間との最後の晩餐もよかった。
誰も笑えない。でも笑っちゃう。この軽さ。いやこれ、年末なら笑えた。ただ、もう今日は笑えない。
ジェニファーが目を涙を浮かべ叫ぶ「あんたら、あと6ヶ月しかないんだよ。それなのになんでテレビで不倫やお笑い見てるわけ?」と (あれ?テレビ見てないけどネフリ見てるのは私?)
抑止力であり現実的ではないと思われてきた現実がここにあって。てかロシアダントツだし。あたしほんとうに今ジェニファーに大声で怒られてるような気がしてならないのよ。一応、世界の危ない国の状況を貼っとくね。。
ということで、現実の方が映画を超えてきた感を味わえる映画の感想文でした。。
一瞬すれ違った戦争反対デモ
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