読書感想文を書くことが好きになったきっかけ~母からもらった生命のバトン~
皆さんは小中学校の頃に、夏休みの宿題で読書感想文を書きましたか?読書感想文を書くのは、好きでしたか?
大概の人にとって、「面倒くさい」部類の宿題だったかと思います。
私は、読書感想文を書くことが大好きな変わった少年でした。
そのきっかけは、小学校低学年時に宿題として出された日記を通じた、母との対話です。
小学校低学年のときに書く日記。どんな日記を想像しますか?
「○○へ行ってきました。楽しかったです。」
おおよそ、こんな感じでしょうか。
この、「楽しかったです。」という感想。私は日記で一度も書いたことがなかったと記憶しています。
何故なら、母がこの感想を禁止していたから。
こう言われました。いや、小学校低学年の子供にそれを求めるのは厳しすぎないかい?とも思います。きっと当時も思っていたでしょう。
実際、最初の頃は、日記、特に感想を書くのが嫌いでした。理由は当然、母にダメ出しされるから。
でも、そんな母の(スパルタ)教育のお陰で、気が付くと文章を書くことが大好きになっていました。
きっと、幼い頃にこのような教育をされた子供は少なかったのでしょう。小学校高学年から中学生にかけて、宿題として出される読書感想文。たくさんの賞をいただきました(部活動やその他のことでは何も表彰されない地味な学生でした)。
多感な時期のこのような経験も、「もの書き好き」に拍車をかけたのだと思います。
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やっぱり子供の頃の経験や、親から言われた何気ない一言って、とても大切だと思うのです。
特に、親から子に伝えられる想い。それは、「生命のバトン」、つまり、生命を繋ぐ営みです。
私はもうすぐ父親になります。自由に育ってほしいけれど、「自分の言葉で表現できる」人に育ってほしいなと思っています。
母からもらった生命のバトン。子供にも繋いでいければいいな。