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韓国ドラマ「損するのは嫌だから」
amazonprimeで配信中の「損するのは嫌だから」。
全12話、完走いたしました!
1~2話を乗り越えたら、ぐんぐんいけます。
感想いってみよう!
少女マンガ度100%
韓ドラの設定としては超定番の偽装結婚。
はいはい、また偽装結婚ね…
となって脱落するのは早い!
設定こそ古いですが、少女マンガ的展開×斬新なストーリーで新鮮に楽しめます。
偽装結婚の相手であるキム・ジウク(キム・ヨンデ)は、最初は冴えないコンビニ店員で、髪も長くて眼鏡。
でも結婚式のフィッティングで超絶美男子であることがバレる。これぞラブコメ。
壁ドン、転ぶ寸前に支えて一時停止(これほんまに韓ドラに多いですね)、などなどキム・ヨンデのイケメンぶりを最大限拝めます。
現代的テーマに切り込む
偽装結婚は古典的ですが、そのほかの要素がけっこう新しい。
ヒロインのソン・ヘヨン(シン・ミナ)はウブではなく経験豊富。ジウクに対してあまり恥じらいとかない感じが、ヒロインとしては異質やけど年齢的にその方がリアルなので◎。
30代やのに恥じらいまくるヒロインが多すぎて、いやおかしいやろ、ってなるドラマが散見される中、リアリティがあって非常によろしい(誰)
自身の母親の里子2人と家族のように仲良くしていて、うち一人、ジャヨンは人気の18禁ウェブ小説家(ヘヨンと同居)。
ジャヨンがネット上の中傷を許さず訴訟を起こすところとか、ラブコメやのに新しくていい!ネット上の中傷がいかに人を傷つけるかを真摯に描くところがグッときます。
もう一人の里子はポリアモリーという設定。
この言い方知らんかったのでググり必須。
うお~ついにここまできたか!という斬新さ。
現代的なテーマが色々詰まっていて見応えありです。
いつ好きになった?
でも、最大の問題が一つある。
ジウクがヘヨンをいつ、どうやって好きになったのかが全く分からん。
ほんっまに分からないので、え?え?なんか見逃した?ってなります。
最初は鬱陶しい客と思ってたのに、偽装結婚を持ちかけられて割とすんなりOKした流れも謎、プロポーズとか結婚式とか、ヘヨンの無理な頼みにちゃんと応じるのも謎。
かなり年上で、性格もキツめのヘヨンを好きになる理由がなさすぎて(可愛いけど)、肝心なところが理解できないまま進むので最後までのめり込めないのよ。
サブのロマンスが良い
ウェブ小説家のジャヨンは、ヘヨンの会社のおぼっちゃま社長と、自分の小説へのアンチコメントを通じて出会います。
この2人のラブが、かなり良い!
ジャヨン役のハン・ジヒョンがめっちゃ演技上手い。可愛いくて素直で守ってあげたくなるけど、芯の強そうな表情が秀逸です。
社長もコミカルでひたむきで好感度ばつぐん。イ・サンイさん、海街チャチャチャにも出てましたね。
甘いだけでなくシリアスな展開もあって、ひねりのあるサブロマンス。見応えあります。
言いたいこと(文句)色々
シン・ミナは相変わらずの美貌なんですが、髪型もうちょっと可愛くできる気がする。
段入れすぎて毛先パサパサちゃう?
ほんで無難な一つ結びばっかりで、シン・ミナの可愛さが発揮しきれてない。
海街チャチャチャとか私たちのブルースの時みたいに綺麗な直毛をそのまま綺麗に下ろしといたらええのに…
キム・ヨンデは、私の激推しドラマ「天気がよければ会いに行きます」に出てたんですが、そのときと顔?肌?が違いすぎて驚き。別人級にイケメンなってます。
あと、ヘヨンの母親が、実子の反対を無視してなんでそんなに里子の受け入れをしたかったのか説明してほしかった。
自分の子どもが愛情足りてないって感じてるのに、里子を次々受け入れる理由わかめ。
色々新しい要素があって総じて面白いし、12話でさくっと終わるのもいいんですが、やっぱりジウクのキャラがはっきりしないのか最大のミスやと思います。
へヨンをいつ、なんで好きになったのかも謎やけど、何を思って生きている人間なのか、何が好きで何が嫌いなのかというところが曖昧すぎる。
以上、結局文句多めの感想となりましたが、王道と斬新か掛け合わされたラブコメとして見る価値ありです!