米ドラマ「THIS IS US」の素晴らしさ②
THIS IS USの素晴らしいセリフやシーンが山のようにあるので、
選ぶん難しいですが、特に印象的なものを前回のnoteに引き続きご紹介。
覚えておきたい素晴らしいセリフたち②
シーズン6 エピソード13
ケイトの2度目の結婚式でのランダルのスピーチ
これめちゃめちゃ共感しません?
学生の頃は、一カ月、一年がめちゃくちゃ長くて、ゆーっくり進んでた気がします。小学校の6年間とかほぼ永遠みたいな気がしてました。
そして今になっても、小学生、中学生、高校生、大学生と、学生だったころの思い出が人生のほとんどを占めていて、ついこの間みたいな気がします(もう32歳)
でも大学卒業してからの一年って、ほんまに秒で過ぎていく。
なんかこう、ただ意味もなく過ぎている感覚。
2年生が3年生になるわけでもなく、何かを卒業するわけでもなく、ただ一年が過ぎた、ただそれだけのことっていう感じ。
ランダルの言う通り、高速列車で未来に向かってるんです。
そのことに気付くと恐ろしくて、もう残された時間が少ないように思えて焦るけど、
今周りにいる人たちは同じ時代を同じスピードで、同じ高速列車に乗って生きている人たちなんやと思うと、なんか安心します。
みんな一緒に終点まで向かうんか。なら、楽しいかも。みたいな。
ランダルええこと言うなあ。こんなスピーチされたら胸いっぱいすぎて無理。
このシーンの後で、ランダルの妻のべスがランダルに対し、
「スピーチよかった。セクシーかつ憂鬱でね」
と言います。
ほんまそれ!と膝を打ちましたね。
ランダルはセクシーかつ憂鬱なのよ。ずっと。
「俺のチャームポイントだ」
ほんまそうです。もうなんなん?脚本家、なんで全部のツボおさえてくるん?
ランダルのセクシーで憂鬱なセリフ、まだまだあります。
シーズン6 エピソード18
レベッカの死後、ランダルが山荘で娘たちに語る場面
セクシーかつ憂鬱ですね~。
もう自分で憂鬱て言うてもうてますね。
このセリフもめっちゃわかる。
ただ生きるために目の前のことを考えたり、
食べたり、お風呂に入ったり、仕事したり。
それって、何になるん?
結局死ぬのに、何になるん?
っていう思考に入ってしまうこと、あります。
でも、このあとにデジャが、初孫が男の子だよ、無意味なんかじゃないよと言うことで、
憂鬱なモードから、また目の前の人生に戻ってきて、幸せな途中停車ができるんですね。
人生はそういう、全てが無意味に思える憂鬱と、目の前の小さな幸せの行ったり来たりなのかもなあ。
シーズン6 エピソード18
レベッカがジャックにベッドで想い出を語る場面
これも共感度100%・・・
すごく楽しいときとか、幸せなときって、
それを純粋に楽しめばいいのに、それが終わることをおそれて怖い、みたいな感覚になってしまうことってありません?
旅行中も、明後日から仕事やんって思って憂鬱になるみたいな。
いやもうそれは明後日になってから憂鬱になればいいのであって、
この楽しい今を100%で過ごさなあかんのに!
KinkiKidsの「愛のかたまり」の歌詞にもあるじゃないですか、
つまり結局先のことを心配してしまうのは、人間の性ですね。
過去や未来から逃れられないんですね。
それも含めて今、ということでよろしいでしょうか(誰?)
あかん、止まらん。
まっだまだあるんですが、このへんでおしまいにして、
あとは登場人物についても喋りたい…
まだTHIS IS USのnote続きます(長い)