焙煎機が、壊れました(復旧済み)
4月末に、私たちの生命線である焙煎機が、故障しました。自分たちへの戒めも込めて、記録しておこうと思います。
4月から5月にかけて、偶然にも3週連続でイベント出店の予定がありました。それに伴い、4月後半はひたすら焙煎し続ける日々。仕事後も、休日も焙煎しっぱなしでした。
そんなある休日、早朝から焙煎を続けていたら、夕方頃に急に「プツッ」と焙煎機の電源が落ち、火力も回転も全て急停止。操作用のPCにもよく分からないエラー表示。
これはまずい。電源を抜き差ししてみたり、PCを再起動してみたり、色々と試してみたけど一向に起動しません。嫌な汗が滴り落ちる。
「一旦、落ち着こう。時間をおけば大丈夫だろう。」と3時間ほど時間をあけて、再度確認します。しかし、やはりぴくりともしない。これは嫌な予感。と、販売代理店のサポートの方に問い合わせ対応を仰ぐことにしました。
しかしタイミング悪く、その時はあいにくGW期間中でした。私たちが使っているKaleido は中国の武漢で開発・製造されておりますが、中国も長期休暇に入っているため、休暇を明けてからの連絡になるとの連絡が。
しばらく、焙煎することができなくなってしまいました。
さて、その後のイベントがピンチ。イベント用に大量の焙煎が必要でした。
しかし幸いなことに、全3回のイベントで当日のドリップコーヒーなどで提供するための豆は既に焙煎しており、まだ焙煎していないのは当日の豆販売用だけでした。
イベントでは飲んで気に入った豆をご購入いただきたい!と思っていたので、当日の豆販売ができないのはとても残念でしたが、提供用の豆だけは焙煎していたのは不幸中の幸いでした。
こうなったら出来ることは、最高に美味しいコーヒーをその場で提供するのみ!レシピもしっかり調整して、全てのイベントに臨みます。
無事イベントは盛況に終わり、提供用に用意していた豆は全て売り切ることができました!飲みにきていただいた皆様には、感謝です🥲
その後、5月半ばになり交換用のスイッチがようやく届きました。故障の原因が分からなかったため、まずはスイッチ部分だけ取り替えてみることになっていました。
そうして頂いた指示に従って基盤部分のスイッチを慎重に取り外し、新しいスイッチにとり変えると、、無事起動!!!
ただし油断は禁物。早速4回ほど試し焼きをして、動作確認と味の確認をします。動作は問題なく、コーヒーもこれまで通り美味しく焼くことができ(不安が解消されたのもありことさら美味しく感じました🤧)問題なく作動するこが確認でき、ようやく復旧完了です。
あー、このまま1ヶ月以上休止になるかもしれない、と思っていたので、本当に安心しました、、
コーヒーロースターにとっての焙煎機は、武士にとっての刀のようなもの(?)
機器の故障は何の仕事においても付きものかもしれませんが、コーヒーロースターにとっての焙煎機の故障は、かなりの死活問題です。
今回の経験を通じて、我々コーヒーロースターの生命は、焙煎機とともにあるのだなと実感させられました。焙煎機が無いと、何も生み出せない。
例えるなら、武士にとっての刀のようなものと言えるかもしれません。
武士は刀が無ければ戦えないし、刀と共にある。だから毎日メンテナンスするし、万が一故障したら修理に時間がかかるし、ほかの代替物を使っても、手に馴染むとも限らず使いこなすのには時間がかかるもの。
ロースターにとっての焙煎機も同じで、壊れないように頻繁にメンテをして、故障したら他の焙煎機を使えば良い、というわけではなく、焙煎機によって豆への熱の伝わり方や動作が全く異なるので、使いこなすのには時間がかかります。
PCや自動車は故障した際に代替機があれば機能的には役割を代わることができますが、焙煎機はそうはいかないのが、大変なところです。
ということなので、我々の焙煎機は唯一無二であり、今回のように故障しないよう、もっと注意し、メンテを強化し、もっと愛でてあげねばと反省しました。
ということで、無事復旧はしましたので、昨日18日(土)より販売再開しております。故障期間中に購入を検討いただいていた方々には、ご迷惑をおかけし申し訳ございませんでした🙇🏻♂️
今後はメンテナンスを強化して、一時休止していた分さらに美味しいコーヒーを追求して参りますので、是非とも応援していてください!📣
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