ロールキャベツ系男子という死語

今朝の会社の部内ミーティング。
ZOOMには20数人集まっている。正直誰か居なくても気付かない。忘れられてるのも悲しいが、このドライな距離感は悪くない。
ただドライならドライであれば良いのにウエットな関係を装うのは心地悪いわけで。

ミーティング開始までのアイスブレイクタイムに部長から僕の名前が呼ばれた。
「一番ズルいのが、ロールキャベツ系男子だよ、〇〇さんみたいなタイプな。」
正直最初から入室していない僕は何のことか分からない。文脈を探るまでもないことは明白なことだけはすぐに分かった。僕はとりあえずマイクOFFのまんま、何のことか分かっていない顔して笑ってニコニコしておいた。それを俯瞰した真顔の僕が見つめる。

それでも続ける部長。
「若いメンバーはロールキャベツ系男子って言葉知らない？〇〇さんのように表面は隠して実は肉食タイプで…」また名前が呼ばれた。
それでもみんなも何だか笑っていた。だが、それはニヤニヤだ。
こういうイジリは面白いのだろうか？僕には分からなかった。
申し訳ないけど、会社に肉食むき出しで裸で出社するわけがない。大人としてキャベツのシャツだって羽織るよ。
にしても、（ジェンダー論にしたいわけじゃないけど）これは僕が男だから言っているのか。
そんなこと考えてるうちにその話題が収束していっていた。


その最中にZOOM画面に細かくコマ割りされて映し出されたメンバーたち。

ニコニコ、ニヤニヤ、そして真顔が同居している。

僕は話の途中からニコニコも解除して真顔にした。
それを俯瞰してる僕は代わりに笑顔になった。

😊😁😐

僕は多分、真顔だったメンバーと仲良くなれる。