本当は
本当は自己解放して精神を安定させたい。
本当はThe Beatlesでも聴いていたい。
本当は村上春樹の(今なら)羊をめぐる冒険でも読みたい。
本当は青春18きっぷで朝から晩まで乗りっぱなしで知らない街でふと降りたい。
本当は行き先も見ずに路線バスに飛び乗って終着駅まで流れて行ってみたい。
本当は体よりも大きなキャンパスに絵を描きたい。
本当はお酒を間髪入れず飲みながら寝落ちして知らないところで目を覚ましてバカだな自分って笑いたい。
本当は知ってる人が誰も通らない駅前でギター弾き語りなんかしたい。
本当は九十九里の朝日が昇る海辺でホットコーヒーを飲みたい。
(タバコは吸わなくていい)
本当はここに書けないようなこともしたい。
本当ってなんだ。
現実は仕事の時間で生活時間を満たすことで精神安定させているというこの状況。少し振り切りすぎている。
理想と現実のこの狭間で、同じ振り幅で行ったり来たりして振り子の状態が望ましい。
このままだと揺り戻しの時が怖くて楽しみ。
いや、楽しみじゃなく本当は怖い。