影を捕まえる

何もない土曜日。これぞ、幸せの代名詞。
これは僕だけではないでしょう。

カメラを下げて春色のコートだけ羽織って散歩へ出かけた。
天気がいい。けれどちょっと寒い。そんなことを思う春もあとちょっとだと思うと、悪い気はしない。

インテリアショップや本屋さんを目的なく歩き回り、疲れたらコーヒーを飲んで休憩。街には人が溢れていて、コロナ禍での新しい日常はもはやこっちの方なんじゃないかとすら思う。経済が活気ある方が良いことに違いはない。

そんな街中でボーッとみていた。影。

最近、影を見つめるようななんでもない時間をとってなかったことに気づく。
それ自体に意義がないことでも心地いい意味のあることをやらないとな。

今日は影を捕まえたことが収穫でした。
明日も影を捕まえるか、それとも光を捕まえようか。

光と影片方欠けても成り立たない。
影は光であり、光は影。