すべての芸術、すべての教育は、単に自然の付属物にすぎぬ。
おはようございます。
今日の言葉は、古代ギリシャの哲学者であるアリストテレスです。
子供が小さい時、
よく美術館に連れて行きました。
子供が小さい頃から
良いものに触れさせる為でした。
ちょっとした英才教育のつもりです。
子供が一番楽しんだのは、
美術館に飾られた絵ではなく、
美術館の外にある噴水で水に触ったり
芝生の上で転がり走ることでした。
私は子供の頃に日々、自然に触れる生活はしていませんでした。
ただ、夏に1ヶ月過ごした山間での時間は
その香り、音、空気感を今も覚えています。
今でも山に入ると
気持ちがウキウキするのは
そのせいかも知れません。
パンデミックになってから
美術館や屋内の施設は閉まりました。
私たちは頻繁にハイキングや海に行くようになりました。
ハイキングの最中に遭遇する
うさぎ
りす
トカゲ
虫
様々な色の鳥
色々な形の雲に石
海の日差し
波の音に動き
砂浜の感触
ヤドカリ
風
自然から計り知れない
体験と情報を吸収しているのが分かります。
景色の美しさに目を奪われたり
滝の冷たさを肌で感じたり
時に危険を感じたり
自然の中では
感性と感覚をフルに活用して
子供は「存在」することができます。
保護され
閉じられた
家の中とは違います。
100%で存在するから
自然の中で遊んだ後は
ぐったり疲れるのでしょう。
その満足した寝顔を見ると
また自然の中に連れて行きたいと
思うのです。
人が、
人として成長するために必要なエッセンスは
この地上に平等に与えられています。
情報に惑わされずに
地球から与えられたものを
改めて見直すと
見落としていた宝が
見つかるのかも知れません。
今日、みなさまが自然の恵みに気がつく1日でありますように。