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Diary 9 大企業のマネジメントのレベルの仕事を、飽きたので辞めてみた

飽きたらか辞めるという、ふざけた理由で会社を退職する

この間、会社を辞めてみました。

年収も、上場企業の役員ぐらいの給料はもらっていたし、出世もしていました。
周囲の人は、順調なキャリアパスを歩んでるように見えた私が会社を辞めて、びっくりしていました。

なぜ、辞めたか?

すっごく、ちゃんとした理由がある訳ではなく、「飽きた」からです。
別の会社から声をかけてもらっていたので、転職もできたのですが、とりあえず「辞める」という、一般的に考えると非常に無責任な選択をしました笑

なぜなら、奥さん、子供もいるからです。

ただ、ある程度、蓄えはあるので、当面、それを食い潰して、今後の人生をどうするか? ゆっくり考えて行こうと思っています。

会社を辞める理由は、上司と剃りが合わないとか、給料が低いとか、労働時間が長いとか、一般的にはいろんな理由があると思います。

人生は、不確実性があった方が楽しい

私の辞めた理由である「飽きた」の先には、不確実性がないからつまらないと言うのが、本当の理由なんだろうと思っています。

金融の世界にずっといたので、「不確実性」という言葉は、身近な単語です。
でも、普通に生きていれば、「不確実性」っていう単語は、それほど使う言葉ではないと思います。

不確実性・・・

それは、不確実だから、大損もするかもしれないし、大儲けをするかもしれない。

一方で、

確実性、安定性っていう方が一般的だと思いますが、大損もしないけど、大儲けもしない。

まあ、こんなイメージがシンプルなのかなと思います。

これは、自分の人生においても、一緒で、ビジネスの世界で出世をすればするほど、先の未来が読めてきます。

やる仕事が、出世をすれば範囲は広がるけど、どんどん理解が浅くなります。そして、部下が増えれば、現場で競合と戦う事もなく、部下や組織を動かして戦う訳です。

どちらかというと、三国志でいえば、曹操よりも呂布のように前線で戦うことにアドレナリンが出ることを感じていた自分にとっては、戦いの場から離れる指揮官の役割は退屈に感じ始めていました。

サラリーマンの仕事は、出世をしてもしなくても、定年を迎えればそこで終わりだし、再雇用されても、メインの仕事から外れてきます。
それに、40歳を過ぎれば、多くの人が、人材マーケットや今いる会社でどれぐらい評価されているか認識するようになります。

「出世ゲーム」から外れて、サラリーマンをやるのは、出世願望、承認欲求が強い人ほど、味気ない人生なんじゃないかと思います。

私の場合、この出世願望、承認欲求がありませんでした。
従って、出世をし、給料が倍々ゲームで増えていく時は、楽しかったですが、出世をして、社内外でリスペクトされても、それほど嬉しくなかったんです。

よくも悪くも、安定的なキャリアパスを描いてたって事なんだと思います。

40歳を過ぎて、人生を折り返した事を、しみじみと実感・・・

また、プライベートでも多いな変化がありました。

40歳の誕生日を迎えたその日に

「オレの人生は、半分を折り返したんだな」って感じました。

そして、40歳の時に、初めての子供が出来ました。
子供を見ていると、ハイハイも何度も失敗するのに、恐れずチャレンジして、できるようになります。
そして、歩く事も。

子育てをしてみると、自分も、子供のように失敗をしても、できるように、望む結果を出すために、何度もチャレンジした事を思い出させてくれました。

私は、キャリアパスを人に伝えると、すごくちゃんとした人物のように思われます。
まあ、外見をみると、全くそうではないのですが笑

自分がビジネスの世界で、ある程度の結果、評価を得た事は、人ができない事をチャレンジしてきた結果の部分が大きいと感じています。

じゃあ、なぜチャレンジできたのか?

それは、シンプルに幼い時から、私が「おバカ」だった事に尽きます。

そろばん勘定をして、メリットがある選択肢ばかりをとっていれば、今の人生はなかったんだろうなって思います。

例えば、

友人をかばい、停学になり、成績も悪かったので、付属の大学に行けなくなる。

仕事で、後輩が誤解されたり、先輩に売られたりすると、上司だろうが、役員だろうが、徹底的に守り、喧嘩をする

明らかに他人が悪く、その結果、ビジネスを落としても、「もっとできる事があったのでは?」と、他人の責任にせず、自分がコントロールできる部分を広げるために、失敗を糧にする

まあ、一言で言うと、「男としてかっこいいかどうか?」という、昔気質の美意識を持って、生きてきた事に尽きます。

出世をすれば、やっぱり、その役職や待遇が勿体無いと思う部分もあるし、このまま今乗っているキャリアパスに乗っかっていれば、自分の人生も相当程度、順調に進む事も理解してました。

ただ、それって、「安定」を求めていて、自分の人生の美意識である、「不確実性」に突っ込んでいくっていうところから、外れてるなとも感じてました。

あと、40年ぐらいは、うまくいけば生きられます。
でも、その40年の人生は、生まれてからの40年の人生と比較すると枯れてしまってるようにも感じました。

会社を定年まで勤め上げ、住宅ローンを返済し、子供を大学に行かせる。
この価値観を、ある程度、順調なキャリアパスを歩んでる自分が、壊してみるとどうなるだろう?

その興味と自分の人生を使った実験をしてみたい衝動にかられました。

だから、とりあえず、会社を辞めてみた。って感じです。

一般的に見れば、非常識な退職でも、私には私の理由がある



一般的に言えば、非常に無責任な理由で会社を辞める理由です。
ただ、自分の残りの人生に彩りを与えるために、そして、子供にチャレンジしろ!って言い続けてる手前、言ってるパパ本人がチャレンジしないのは、どうかなって思ったりします。

子供が、「パパ、かっこいいね!」って、綺麗な瞳で言われます。
男だったら、ここまで言われたら、かっこいいパパで居続けるために、チャレンジして勝つまでやるパパを見せたいです。

生まれてから、今まで積み上げた経験と知見で。

そして、心からこんなバカな旦那さんと結婚をしてくれ、そして元気な息子を産んでくれた妻に感謝して、前に進みます。

#やってみた

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