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panda1
2021年4月30日 16:51
ガチャ帰宅する僕等。彼女は俯いてばかり。沈痛な空気である。しかし、こんな時こそ彼女をフォローする必要がある。どんな事をすれば、彼女は笑ってくれるかな……。前世を振り返ってみる。女性との関わりなど、殆ど母の顔しか浮かばない。何かなかったかな……。思い出した!そう言えば前世で僕が使っていた鉄板が一つだけあった。確か、小学生の頃、近所の由美ちゃんに使った技。あれは大ウケだったなぁ……。よし。
2021年4月22日 13:19
「吉田さんは何も言ってくれないのね」責めるような言葉に優しい語気。「すみません」言葉が見つからなく空白を埋めるだけの僕の謝罪。そんな僕に彼女は優しく告げる。「それでいいと思う。色々語っちゃったけど、変に同情の言葉かけられてもね。冷める冷める。それにさ、もう気にしない事にしたの。もう終わった事」少しあっけらかんと話す彼女。僕の頭上に爪が食い込む圧を感じる。「吉田さんには少し感謝
2021年4月19日 23:17
「じゃー、私の話をしますね。私は燕ヶ丘高校に通う高校3年生で、年は17歳」女は自分の素性について話し出してゆく。僕は少し驚く。燕ヶ丘高校⁇大阪の名門高校ではないか。元々、兵庫に住んでいた僕でも知ってる名前である。もしかしたらこの女はどこぞやのお嬢様なのかもしれない。「どこにでもいる現役jkってやつかな〜」女は笑いながら僕に話し続ける。「それで、グミが好きで、水族館が好きで、好きな科目は国
2021年4月12日 01:23
「あの〜少しよろしいでしょうか⁇^_^」「っっぅう」僕が話出した途端、女の緊張感が僕まで伝播してきた。一体、この女は僕の何にここまで反応しているのであろうか。しかし、ここでまた怖がらせては元の木阿弥である。まずは落ち着かせる事が大切である。会社のミスでキレまくっている取引先を宥める役割も担う僕が出来ぬはずもない。「騒がないで僕の話を聞いて欲しい。落ち着いて。そう、リラックス。リラ〜ッ