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クリエイターとしての話

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自分自身の創作活動に関する話から、誰かの創作に役立つかもしれない考え方まで、色々と書いています。
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2021年12月の記事一覧

お役立ちブームは終焉を迎え、創作の時代がやってくる(気がする)

今、何かを発信してお金を得たいなら、「お役立ち系」がいいと思う。 というより、何年か前から「お役立ちブーム」がずっと続いている。 けれどいずれブームは終焉を迎え、創作の時代が再びやって来る気がする。 なぜかというと、私自身がもうけっこう「お役立ち投稿」に飽きてきたからだ。 SNS、特にTwitterでバズりたいなら、共感が大事だとあらゆる人が言ってきた。共感ネタにお役立ちをプラスしたりなんかしたら、もう最強だ。 私もそれを狙って、Twitterで「共感+お役立ち」系の心

漫画10P描くのに2年かかっていた私が10日で描けるようになった話

2020年、子供の頃からの夢だった「漫画家」になるために、10年以上ぶりくらいに新人賞へ投稿した。10Pの4コマ漫画。 が、実はその漫画は2018年から「描こう描こう」と思っていたものだった。 漫画を10P描くのに2年かかっていることになる。 (こちらで全ページ読めます↓) けっきょく新人賞は落選してしまうのだが、この作品を諦めきれなくて、ネットで自主連載をすることを決める。(描くのにかかった時間は2年だが、最初にキャラクターを作り始めたのは今から10年前の2011年な

完全デジタルで仕事をする私が、年1回は必ずアナログ絵を描く理由

毎年必ず、同じギャラリーの展示会に出るようにしています。 そこは、東京・高円寺にある猫雑貨&猫ギャラリーのお店「猫の額」。 私は展示会から仕事や収入に発展することを一切期待していないので、基本は誘われてもお断りしています。 ではなぜ猫の額さんの展示会だけは必ず参加するようにしているかというと…… 単純に昔から超お世話になっているから アナログ絵を描く機会が年1回は欲しいから です。 ※アナログ絵……現実世界で、絵の具などの画材を使って描く絵のこと 私個人の感覚で

「私と違う世界」を見て、自分の進む創作の道がまた明確になった

平田本陣記念館(島根県出雲市)で開催されていた原画展「ダヤンと不思議な劇場」へ行ってきました。 実は私、こっそりとベイビーダヤンを愛好しておりまして、それを横で見ていたパートナーが「行こう!」と言ってくれたのです。 展示が見られるだけで良かったのですが、「折角だから池田あきこ先生本人が来られる日に行こう!」と言われ、今日12月25日に行くことになったのでした。 「サイン会の整理券も間に合ったらもらおう!」となぜか意気込んでいるパートナーに押され、残り枚数ギリギリのサイン

久々に創作系の有料noteを更新しました

私の有料noteで最も人気なのは「境界性パーソナリティ障害」に関する記事なのですが、実は創作活動系(クリエイター向け)の有料noteも出しています。 「まあ売れなくてもいいや」と思って出したのですが、細々ポツポツと売れ続けていてありがたいことです。 このnoteは一度購入したら、その後どんなに追加の文章があっても「追加料金なしで新しい情報を得る」ことができます。お得! てなわけで先ほど、随分前に書いた「他人の目を気にしすぎて、創作の手が遅くなっている人へ捧げる対策法」を

先延ばし癖アリアリの私がどんどん行動できるようになった理由(わけ)

ここ数年、「すごい行動力ですね!」と言われることが増えてきました。 元々、私に行動力なんてありゃしません。 完璧主義で、考えすぎるほど考え、言い訳してダラダラして、結局ギリギリまで何もやれず、〆切間際にいつも時間に追われる人間です。 そういう人間がなぜ「行動力ありますね!」と言われるようになったのか? ビビってる私・凡人の私を認め、自分自身の味方になれたからだと思います。 「すごい人」になりたかった私私はすごい人になりたかったんですよ。 自分がかかっていた「境界性パーソ

超簡単に擬人化美少女キャラクター1枚絵を連作する方法

オリジナル記事掲載日:2020年1月2日 2020年1月 「和菓子擬人化106人展」へ 出品するにあたり、 和菓子を美少女へ擬人化しました。 今回の作品を作るにあたって 「どうやって簡単に 3キャラの擬人化をしたか、 そして1枚絵の構図を考えたか」 を解説します。 まず直感で擬人化するものを決める たまたま「和菓子擬人化展」の 募集を見つけ、しかも 「擬人化するお菓子を 最初に決めておいてください」 というお達しがあったので、 最初に ・練切 ・金平糖 ・餡蜜(あん

毎日やってると、脳が「その気」になる

ここ最近、毎日まとまった時間をとって漫画のペン入れをしているのだけど、描く速度がどんどん上がっている気がする。 この記事を書いて、「創作活動を進めるのにビビっている自分」を受け入れたおかげもあると思う。  ↓ それとあわせて、毎日毎日漫画を描いていると、なんというか「漫画脳」になるんだな、と思った。 空いた時間でたまに漫画を描いていると、毎回毎回「カン」を取り戻さないといけない気がする。 けれど毎日描いていると、だんだん線に迷いがなくなってくるのだ。 「ここに引けばい