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”ペインフリー店長”に訊いてみよう!Vol.198
こんばんは。
久喜市鷲宮のスモールジム&整体「身体改善サロン ペインフリー」店長の高橋です。
今日のテーマは「”ペインフリー店長”に訊いてみよう!Vol.198」です。
毎週土曜日は「お客様からのご質問」にお答えするコーナーです。
【今回のご質問】
「最近、職場やよく行くスーパーなどで怒っている人をよく見かけるような気がします。怒りと痛みは密接に関係していると聞きましたが、怒りやすい方は痛みが出やすいのでしょうか?」
最近は特に行動変容を求められる機会が増えていますので、イライラしている方が多い傾向にあるかと思います。
変化の際にストレスは付き物ですので、快ストレスと捉えてうまくこなしていきたいところですが、すべての方がそうはいかないのが現状だと思います。
また、今の時期は例の感染症の影響もあり「不安から始まる負の循環」が起こりやすいので、その影響もあるかと思います。
以前にも記したことがありますが、人間の感情には「一次感情」と「二次感情」があります。
「一次感情」→「不安」「悲しい」「さみしい」など
「二次感情」→「怒り」など
「一次感情」がたまりにたまって「二次感情」に移行するイメージですね。
普段から「不安」や「さみしい」といった「一次感情」がたまっている人ほど、「二次感情」である「怒り」につながりやすくなるため、「怒りやすくなる」と言えます。
これが「不安」から始まる負の循環ですね。
なので、まずは「一次感情」を解消することから始めていくとともに、「怒っている人」に対しては「一次感情(不安・さみしい・悲しい)」がたまっている人」と捉えてあげると少し優しい目で見れることもあるかと思います。
その上で、なるべく関わらないようにして二次被害を防いでいきましょう。
さて、「怒りと痛み」の相関性についてですが、これについても上記の内容から説明がつく側面があります。
痛みの出やすい方の特徴として「痛みの認知のゆがみがある」ということがあります。
「痛みの認知のゆがみ」とは以下の項目で当てはまることが多い状態を言います。
①全か無かの思考:物事を白か黒かと極端に捉える
②一般化のしすぎ:少数の事実を取り上げて、全てのことが同様の結果になるだろうと結論づける
③心のフィルター:悪い部分の情報だけ取り入れる
④マイナス化思考:「今日はたまたま良かっただけ」と、良い情報をマイナス化する
⑤結論の飛躍
a:心の読み過ぎ メールをしたのに返信がない。「嫌われてしまったんだ」と、相手が自分のことを悪く考えていると決めつける
b:先読みの誤り 「歩いたら腰が痛くなるかもしれない」と否定的な予測を立てるため、意識が過剰に腰へ集中し、痛みの増悪を招く
⑥拡大解釈と過小評価:失敗の重要性を大げさに捉えたり、自分の長所や成功の価値については不適切に低く見積もる
⑦感情的決めつけ:否定的な感情によって現実を決めてしまう
⑧すべき思考:「べき」を自分に向けると罪悪感を抱き、他人に向けると怒りを抱く
⑨レッテル貼り:極端に抽象化して、全否定する
⑩個人化と責任のおしつけ:過剰に自己責任を意識したり、他人に責任を押しつける
上記の項目で当てはまるものが多ければ多いほど「痛みの認知にゆがみがある」=「痛みの出やすい考え方」ということです。
「怒りやすい方」=「一次感情がたまっている方」ですので、こうした方ほど上記の項目に当てはまるものが多い傾向があります。
特に「⑧すべき思考」が当てはまる方が多いように感じますね。
気になる方は上記の項目をチェックしてみると良いと思います。
参考になっていれば幸いです。