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⭐️心の学び:見本にならないとだめだろ
年齢を重ねると、賢くなることもあればバカになることもあり、何にも学習しない人もいる。
「なるようにしかならない」と達観しているのかと思っていると怠惰なだけだったりする。
人間は可塑性によって変化していく。それが能力だからだ。使わない手はない。
うまくいかなくなると何かのせいや誰かのせいにしたくなることもある。わからなくもないがどうすることもできない。
「あの時…」といった後悔はいつもある。「後悔はしたくない」と言いながら後悔する選択をする。
人間は見本を必要とする。子供の頃から「あの子みたいに…」と模範を示され、「みんなやってる」と模範を提示することもある。
それが人間の本質にあるとしたら、あなたはどんな見本になれるだろうか。
ぼくがよく気になるのは、気力の抜けてしまった老齢の人が諦めきったように「なるようにしかならない」と動かなくなるケースだ。
孤独や孤立なら致し方ないが、家族があるならそれはダメだ。子供がいるならそれはダメだ。
それから抜け出さないと次の世代もそれを引き継ぐ確率は高い。
「だって親もそうだったし…」と言い訳のネタに使われるだろう。
子は模範にするのは親であることもあるのだ。
家族があるということはそういった責任を引き受けることでもある。産めよ増やせよに貢献するだけではない。
「何のために生きているの?」という問いの答えのヒントはそこにもある。
その答えの力は、損得とは関係ないという証明にもなる。
心の力を使うといろんなことが解決するが、一番は「どう生きるか」という課題の克服だ。
甘っちょろい「思い」だけではどうすることもできないのである。「覚悟」に近い意識を身につけるために心の力を磨いていくといいのではないだろうかと思っている。
自分の生き方はどんな生き方の見本になるか考えてみるといい。