「できる人」について考える
仕事にしても趣味にしても、できなかったのにいつの間にかできるようになるものだ。
さらに続けると「あの人はできる人だ」と言われるようになるだろう。
そうなると「自分は優越である」「優越であるはずだ」という気持ちが芽生えるものだ。
しかし、実際は「その道に慣れた人」であることが多い。
残念ながら個人的能力の高さではなく一部の能力だ。全部ではない。
自分の能力を測るのにいい方法がある。
違う分野の新しいことをすることだ。
そうすると、自分の能力が大したことがないということに気づくはずだ。
そこで「謙虚」という能力を手に入れることができる。
謙虚は知識ではなく実感として捉えられなければ役に立たない。
優越感は大事なのだが、優越と傲慢は紙一重だ。傲慢さは自分の能力の発揮を邪魔をするものだ。
それでも構わないというならそれはそれでいい。自分の能力の限界がそこまでということを示しているに違いないからだ。
「できる人」への道は意外にも遠いものだ。