見出し画像

くず。

ボクはゴミ箱
まるでゴミ箱

キミは会うたび
愚痴をあふれ零す

ボクへと
落とされる
たくさんの屑

キミの
恨みだったり
嫉みだったり
どんどんどんどん
蓄積される

ボクはゴミ箱
まるでゴミ箱

それでもキミが
苦しそう
悲しそう
辛そうで
死んでしまいそうな
弱気な時

ボクはイチモクサン
駆けつける

キミは全部
ボクに吐き出す
吐き捨てる

ボクはゴミ箱
まるでゴミ箱

あるひ
ひとり孤独と
向き合ってたら

またキミが
突然やってきた

そして
その手を差し出した

いつもありがとう

わたしのために
すべてを
犠牲にしてること
わかってる

気づいたの
あなたは
わたしのために
生きてるわけじゃないのに

わたしのために
必死で支えてくれること
やっと気づけた

気づけてよかった
ホントありがとう

ボクは
その手を握り

感謝した

とんでもない
キミのおかげで
ボクは多くを知った
そして学んだ

なにより
キミを理解できた
そして
キミの凄さを知った

ボクを
孤独なボクを
見つけてくれて
ありがとう

ボクの中に詰まった
キミの吐き出したゴミは
いつのまにか
浄化され綺麗に消えた

ボクはひとまわり
大きくなった

キミのおかげだ
同じ悩みのひとに
会ったら
このエピソード
聞かせてあげるんだ


きっと生きる
ヒントになるよ

ボクはゴミ箱
まるでゴミ箱

それでも
ホント良かったと
いま想う

ありがとう
感謝できる

ひとりでも
多くの人の
悩みを聴こう

ゴミ箱には
ゴミ箱の
役目がある

ゴミ箱なりの
誇りがある

ゴミ箱は
多くの人に
必要とされる

バカになんて
させない

ゴミ箱が無くて
困るのはキミだ


ボクにしか
できないことがある

キミにしか
できないことがある

自信をもて
キミはすごい





読了ありがとうございます 世界の片隅にいるキミに届くよう ボクの想いが次から次へと伝播していくこと願う 昨年のサポートは書籍と寄付に使用しています 心から感謝いたします たくさんのサポートありがとうございました