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カンパニュラ
風鈴草と言われています。園芸センターを訪れると、ききょうのような形やつり鐘様の青色に、惹きつけられる方もいらっしゃるのではないかなと思います。
少し、見つめて居ると急に、友人にこのカンパニュラの寄せ植えをいつか届けられたらいいなぁと、願いました。
カンパニュラの青い花を見ると、宮沢賢治の銀河鉄道の夜を思います。
物語に出て来る主人公はジョバン二。そして彼をよく理解している親友の名前はカンパネルラ。
そう、察しのよい方は想像出来ますね。
物語の主人公の親友に、カンパネルラと名付けた賢治さん、カンパニュラを知っていらしたでしょう!
あえて名付けたのではと思っています。
何と言っても賢治さんは、大学で農学部を学び、植物に詳しかったと思われます。
そして星座に興味をもっていました。
物語では、ケンタウルス祭に事件が起きて来ます。
ケンタウルスのお祭りと呼ばなくても、東北地方の寒さを越して迎える季節に色々なお祭りがあります。そんな楽しい時を親友と過ごせたら、どんなにか楽しいでしょう🎵(^_^)(^_^)
カンパニュラは物語の最後のほうサザンクロス(南十字)に着いたとき、大きな十字架の下の辺りで咲いている描写が有ります。
風鈴草:ききょう科、ホタルブクロ、(釣鐘)をラテン語でカンパニュラと呼ぶようです。
花言葉は「感謝」「誠実」です。
でも、物語はハッピーエンドには、なりません。
人生を長く生きていると、一緒に生きようと 願って居ても、そうならない事も有るとうなずけます。
「本当の幸せは?」物語で問われています。ಠ_ಠ💦
もう童話でなく、哲学ですね。
もちろん私は、宮沢賢治ファンの一人です。
でも、彼の様に自己犠牲にはなれないし、
デクノボウと呼ばれて、笑顔でいられません。
おりしも十年前、3月11日、東日本大震災でした。
未曾有の震災でした。そして、その被害は
未だ完全に修復されて居ません。
小さな私は大きな事は出来ないけど、今、自分が出来る事をせめて一生懸命にやりましょう❗️と思うのです。
そして、被災された多くの方々のいつか
安らかになられる時を願ってやみません。
参考文献:宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」に登場する
植物 。 石井竹夫著作