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一発屋の裏に隠された真実

こんばんは、キズキ屋ヒデシです。

世の中には「一発屋」という言葉が存在します。
これは、一度だけ大きな成功を収め、その後続かない人物や現象を指すものです。

例えば、音楽のヒット曲、ビジネスの成功、または一時的なブームなどがこれに該当します。表に出ているその「一発」だけを見れば、瞬間的な成功を成し遂げたように見えますが、その裏には幾度も積み重ねられた「不発」や、その成功に至るまでの道のりが隠されています。

見えている部分しか見ないのは人間の常なのかもしれませんが、見えない部分を見ない、あるいは本人が見せない努力をしているので、あまりいい意味で使われないことが多いですが、この一発屋の人にこそ学ぶべきことがあると思いました。

もちろんあなた自身が「人生で成功していく(一発当てる)」こともそうですが、「成功する」を達成したとき、つまり具体的に身近なことで考えてみると「目標や目的」を達成したあとに、どうしたらいいのか?何をすべきか?を考える手助けになると考えました。

受験で合格した
資格試験に受かった
試合で勝った
ビジネスで成功した
など・・・

それ自体を目標や夢にしてきたら、それこそ人生の一発屋として「燃え尽き症候群」に陥ってしまうことになるでしょう。
そうならないためにも、「一発屋=成功」として読んでいくと自分ごととして考えやすいかもしれません。


一発屋の成功とその影にある「不発」

一発屋がなぜ「一発屋」として語られるのでしょうか。
それは、多くの場合、その成功の裏に失敗や努力が見えにくいからです。
彼らの成功は、単なる偶然の産物ではありません。多くの場合、その一発に至るまでには数え切れないほどの「不発」、すなわち失敗や挑戦があったのです。

音楽業界を例にとって考えてみましょう。
一発屋のアーティストが世に送り出したヒット曲は、実は彼らのキャリアの中で数々の試行錯誤の結果であることが多いです。
その一曲が世に出るまで、数多くのデモテープやライブパフォーマンスがあり、その中で成功しなかった曲やパフォーマンスも多く存在します。
しかし、私たちはその一発の成功だけを目にし、その影に隠れた努力や不発に気付くことは少ないのです。

一発屋が一発で終わる理由

では、なぜ一発屋は一発で終わってしまうのでしょうか?
それにはいくつかの要因が考えられます。

1. 成功による自己欺瞞

一つ目の要因は、成功による自己欺瞞です。

一発の成功を収めることで、まるでその成功が当たり前であるかのように錯覚してしまうことがあります。
「これでいいんだ」「次も同じようにやれば成功する」といった過信が生まれ、努力を続けることが難しくなります。

これは、せっかくの1つ目の「成功」が自己成長や学びを止める要因となってしまい、結果としてその後の発展が阻まれるのです。

2. 継続の困難さ

二つ目の要因は、継続の困難さです。

一発屋が一発で終わる理由の一つに、成功後のプレッシャーや期待が挙げられます。
一度成功を収めたことで、自分自身や周囲の期待が高まります。
その期待に応えようとするあまり、プレッシャーがかかり、新たな挑戦が困難になることがあります。

成功の影に隠れて、次なる一手が出せない状況が生まれてしまうのです。
それは成功により、忙しくなってしまったがゆえの怠慢なのかもしれませんが、ある程度「成功後のプランニングとマネジメント」を考えておく必要があるということを教えてくれることにも繋がります。

3. 成功体験の固定化

三つ目の要因は、成功体験の固定化です。

一発の成功が、成功のパターンを固定化し、そのパターンに固執してしまうことがあります。
「これがうまくいったから、次も同じ方法でやればうまくいく」と考えることで、新たな挑戦や変革を恐れるようになり、その結果、次の成功が得られなくなるのです。

これはいわゆる「確証バイアス」というものが成功によって強くなってしまった状態になります。ここから脱出するためには、成功した先のステージに立っている人を見つけて、その人に教えてもらうことや、自分が同じになってしまっていることに気付くことがポイントになってきます。

気付きと学び

ここで重要なのは「気付き」です。

「気付き」とは、自分自身の現状を客観的に見つめメタ認知力をあげていくことで、何が原因で成功や失敗が起きているのかを理解することです。

一発屋が次なる成功を収めるためには、まずは自己欺瞞や固定化された成功体験から脱却し、これまでよりも1つ2つレベル感を上げた継続的な努力や学びを続けることが求められます。

自己欺瞞に気付き、それを打破することで、新たな挑戦への道が開かれます。また、成功体験を手放し、新たなアプローチや方法を模索することで、次なる成功への一歩を踏み出すことができるのです。

成功の後の未来

最初に述べたように、成功者が一発で終わるかどうかは、彼らの気付き次第です。一発の成功に満足せず、その裏に隠された努力や失敗を受け入れ、新たな挑戦を続けることで、彼らは一発屋としてではなく、真の成功者として歩み続けることができるでしょう。

結局のところ、成功者が一発で終わるかどうかは、その人自身がどれだけ気付きと学びを大切にできるかにかかっています。
成功とは一瞬の輝きではなく、継続的な努力と学びの積み重ねであり、その結果として訪れるものです。

一発屋としての成功は、確かに素晴らしいものですが、それを越えて真の成功を収めるためには、自己成長を止めることなく、常に新たな挑戦を続けることが必要なのです。

そんな気付きと共に、次なる一歩を踏み出しましょう。

それでは、また。


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