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六本木の「入場料が必要な書店」、文喫に行ってきた

書店受難の時代に新たなスタイルを提案

 今日(2024年10月10日)はJ-WAVEの番組「TOKYO MORNING RADIO」に出演したため、午前中に六本木にいました。

パーソナリティの俳優・別所哲也さんと

 生放送の出演が終わって六本木ヒルズを出たのが午前9時ごろ。すぐに「せっかくだから、あの本屋さんに行ってみよう」と思い立ちました。

 地下鉄六本木駅からすぐのところにある「文喫」です。

看板はめちゃくちゃシンプル。

 文喫が話題になったのは、なんといっても「入場料が必要な書店」だということ。通常が1650円、土日祝は2530円と、通常でも単行本1冊くらいの料金がかかります。ただ、僕が行ったときは平日午前のみの利用ということで1100円でした。

手前のエリアは料金なしで出入りできます。

 1階で料金を払い、それを証明するクリップを胸につけて階段を上がったエリアへ。

 ここは通常の書店のように書架が並んでいるほか、椅子やソファ、デスクなどが並んでいます。たとえるなら、すごくおしゃれな図書館、あるいは漫画喫茶のような感じ。

 書架にある本はすべて自由に読むことができます。購入もできるのですが、わりと読み込まれたらしき本もあるので、そういうものについては購入はちょっと躊躇するかも。

 店内には午前中にもかかわらず、想像していたより多くの客がいました。本を読むだけでなく、パソコンやスマホを使っている人もいます(仕事かな?)。ただ、やはり店内は静かなので、タイピング音を響かせるような仕事はやりづらいかもしれません。特に、僕のようにメカニカルキーボードを愛用している人はなおさら。

 文喫にはカフェのような飲食カウンターがあり、コーヒーと緑茶は無料、その他のフードやドリンクは有料で味わうことができます。

 僕は冷たい緑茶をもらい(美味しかった!)、朝井リョウさんの『正欲』を読みました。

 次の仕事の時間があったので最後までは読みきれませんでしたが、六本木のど真ん中で人気作家の小説を楽しませていただきました。

 総合すると、やはり文喫は「(いざとなったら購入もできる)おしゃれな漫画書籍喫茶」といった存在かもしれません。朝は9時オープンなので、3時間の滞在で1100円はそう高くないかも。

 六本木散策で疲れたときにも使いたくなる本屋さんでした。


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 スイスの小さな村で起こったブラスバンドの分裂騒動に端を発する人間模様を描いた映画『ロール・ザ・ドラム』。

 18時上映開始回の終了後、人気サックス奏者・上野耕平さんとともにトークイベントに出演します。

 きっと映画が◯倍おもしろくなる……かも!?

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 ぜひご来場ください。お待ちしています!



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