吹奏楽作家・オザワ部長

神奈川県横須賀市出身。早稲田大学第一文学部文芸専修卒。著書に『いちゅんどー!西原高校マ…

吹奏楽作家・オザワ部長

神奈川県横須賀市出身。早稲田大学第一文学部文芸専修卒。著書に『いちゅんどー!西原高校マーチングバンド 〜沖縄の高校がマーチング世界一になった話〜』、『空とラッパと小倉トースト』ほか。日本文藝家協会会員●contact ⇒ ozawa_bucho@yahoo.co.jp

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【2024.10.17 20:00放送】フジテレビ新番組「この世界は1ダフル」出演

吹奏楽の「1ダフル」な話とは?  フジテレビで10月17日から放送がスタートする「この世界は1ダフル」初回2時間スペシャルに出演することになりました。  すでに収録は終わっておりますが、トータルでどんな内容になっているのか僕自身もわかっていません。  どうやら再現映像もあるらしく、番組SNSを見る限りでは、あの大物俳優さんが登場するようです……!  ともかくも、吹奏楽の「1(ワン)ダフル」なエピソードをご紹介していますので、ぜひご覧ください 【オザワ部長近著】

    • 六本木の「入場料が必要な書店」、文喫に行ってきた

      書店受難の時代に新たなスタイルを提案  今日(2024年10月10日)はJ-WAVEの番組「TOKYO MORNING RADIO」に出演したため、午前中に六本木にいました。  生放送の出演が終わって六本木ヒルズを出たのが午前9時ごろ。すぐに「せっかくだから、あの本屋さんに行ってみよう」と思い立ちました。  地下鉄六本木駅からすぐのところにある「文喫」です。  文喫が話題になったのは、なんといっても「入場料が必要な書店」だということ。通常が1650円、土日祝は2530

      • 松山・道後温泉で正岡子規、夏目漱石に出会う

        文豪たちが暮らした歴史ある街松山市駅の「マドンナ時計」と子規句碑  文学青年だったころからよく文学や文豪にまつわる場所を訪れるのが好きでした。  太宰治や森鴎外の墓がある三鷹の禅林寺、太宰治の生家である青森の斜陽館、川端康成の墓がある鎌倉霊園、川端が『雪国』を執筆した越後湯沢の高半、あるいは各地にある文学館なども巡ってきました。  先日は吹奏楽部の取材で愛媛県松山市を訪れました。松山には2年前にも俳句甲子園の取材で行ったのですが、真夏だったこともあり、あちこち散策する余

        • 【新刊2024.9.19発売】オザワ部長著・ノンフィクション『とびたて!みんなのドラゴン 難病ALSの先生と日明小合唱部の冒険

          難病を患う先生と子どもたちの感動合唱物語 ‪ 明日9月19日、新刊書籍『とびたて!みんなのドラゴン 難病ALSの先生と日明小合唱部の冒険』(オザワ部長・著/岩崎書店)が出版されます。 ALS(筋萎縮性側索硬化症)という難病を患った竹永亮太先生と、北九州の日明小学校合唱部の冒険を描いたノンフィクション作品です。 ALSと診断され、恐怖と不安を抱えていた竹永先生を救ったのは、たまたま耳にした日明小合唱部の明るい歌声でした。 その後、吹奏楽しか経験のなかった竹永先生は、運

        【2024.10.17 20:00放送】フジテレビ新番組「この世界は1ダフル」出演

          「執筆時の集中力を高める」という永遠の課題と探求

          悩める作家たちの苦闘  作家というのは基本的には「個の仕事」であり、誰かの目がある状態で執筆するケースはそう多くないため、少し気が緩むと集中力を欠いて筆がまったく進まなかったり、ウェブサイトやSNSやゲームなどで無駄な時間(必ずしもすべてが無駄とは限りませんが)を過ごしてしまったりすることがあります。 「作家というのは」という一般論じみた書き出しをしましたが、「執筆時の集中力を高める」ということが、要するに僕自身の大きな課題であったわけです。 「こんなに集中できないのは

          「執筆時の集中力を高める」という永遠の課題と探求

          なぜ「青春小説」が必要なのか

          執筆中に浮かんでくる不安  僕はこれまでおもに吹奏楽をテーマにした書籍を執筆してきました。当初はドキュメンタリー書籍が多かったですが、徐々に事実をもとにしたノンフィクションノベルへ以降し、近著の『空とラッパと小倉トースト』と『いちゅんどー!西原高校マーチングバンド 〜沖縄の高校がマーチング世界一になった話〜』では(モデルとする学校はありますが)オリジナルの小説を執筆しました。  中学時代から漠然と「文字を書く仕事をしたい」と思うようになり、大学では文芸専修というところで小

          なぜ「青春小説」が必要なのか