良縁運ぶ花の妖精
公園の中の一等地。
季節ごとに一番贅沢な場所ってあるんですね。
春は桜の下。
今の季節は藤棚の下でしょうか。
シャンデリアのような藤の房、風にゆらりと優雅に揺れています。
藤棚の下は人気でなかなか座れないんですが、ちょっと離れたベンチからぼんやり藤を眺めるのも乙なものです。
公園がつくられたのって明治以降らしいのですが、一番はじめに藤棚とベンチのセットを設置した方はセンスいいなぁ〜。
木陰でひとやすみしたいけど、せっかくなら花見もしたいっていう庶民の声をこれ以上ないっていうくらい見事にカタチにされていますよね。
藤棚の下でお弁当食べたり、子どもが遊ぶ姿を見守ったり、この150年でたくさんの幸せな時間が生まれたんだろうなぁ。
先人の仕事に、今日のわたしたちにも届く慈愛の眼差しを感じます。
今日も、最後まで読んでくれてありがとうございました。
何かおいしいもの食べて、元気で過ごしてね。
ごきげんよう。