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【詩】おくら花

向日葵のまだ咲かぬ頃

梅雨を超え超え中頃に

畑を彩る真っ黄色 

それを摘んで水洗い

醤油を一滴たらしたら

ふわっと浮き立つ夏の香を

部屋いっぱいに散らかして

包むは銀シャリ純白を

頬いっぱいに含んだら

ばばの顔の美味かろう

日に焼けた小麦色の笑い顔

てもとに黄色きおくら花


2020年7月18日

『おくら花』

taiti

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紬糸
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