庭なし集合住宅で都市型コンポストを使ってみたら…:完成編
2月上旬から使い始めた都市型コンポスト(Local Food Cycling)ですが、3ヶ月の時を経て、ようやく堆肥へと進化しました。
今までの経過はこちらのマガジンでどうぞ
2ヶ月の生ゴミ投入期間が終了して、4月上旬から熟成期間に入りました。
熟成に入って数日後に次のキットが届いたので、新しいキットをフェルトバッグに入れて、熟成中のものを出さざるをえなかったのですが、油紙袋のままにするわけにもいかないので、ゴミ袋に入れておく事にしました。
ちなみに中身はこのような状態です。
数日前まで生ゴミを投入していたので、まだ分解されていないゴミもけっこうあります。
ここから約1ヶ月、油紙袋の中身には一切手を触れず、時々ゴミ袋内の湿気を逃すためと酸素を入れる目的でゴミ袋の口を大きく開けて風を送ってみたりしていました。
そしてこちらが1ヶ月後。
表面にまだ少し分解されきっていない生ゴミの固形分と白カビが少し出ています。
(白カビは発酵が順調に進んでいる証拠とのことです)
意外と分解が進んでいないのかなと思って、全体を混ぜてみたところ、固形物が残っていたのは表面だけで、下はほとんど分解されてややさらさらした状態でした。
おおー、結構分解されています。
堆肥なので無臭ではありませんが、不快な腐敗臭ではありません。すごい!!
かなり分解が進んでいるようです。
心配していた虫もいませんでした。
早速植木鉢に追肥しました。
大きくなれよー!
と言う事で、全ての鉢に堆肥を入れて、残り約半分ほどになりました。
ちょうどプランターのラナンキュラスが終わったところなので、球根を掘り出してから堆肥を土に混ぜて次の苗を植えるか種を撒く予定です。
2ヶ月コースに申し込んだので、月々約1,000円のコストはかかりますが、本来税金で処理するはずの生ゴミを自家処理していると思えば多少のコスト負担は仕方ないかなと思います。
今まで植木の肥料は100均の化成肥料程度しか使っていなかったので、ガーデニング費用としては単純増ですが、木や作物が大きく育ってくれればいつか回収出来る可能性もゼロではないので、今後も地道に続けようと思います。
ただ、我が家のベランダだけではいずれ生産した堆肥を消費しきれなくなり過剰生産になりそうなので、そうなった場合出来た堆肥をどうするか検討しておかないといけません。
1クール終わってわかった事
・卵の殻はなかなか分解されない
・動物や魚の骨を入れなかったのは正解(多分)
・柑橘類の皮を入れると青カビが生えやすい
・アボカドの種と皮はなかなか分解されない
・キャベツの芯など固いものは刻む
・熟成後は発熱するので袋の中が結露する
・結露で紙袋が破れる
堆肥による生育改善や何か変わったことが見られた場合はまたご報告したいと思います。
3ヶ月間お付き合い下さりありがとうございました!