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自殺願望をうつ病の症状だと思ってはいけない(その2)


以前の記事にも書きましたが、専門家は


「希死念慮、自殺願望はうつ病の症状なので深刻に受け止めないでください」

専門家のアドバイス

と言います。しかし、修羅場でそれは無理です



私の妻はうつ病です(今は寛解しています)。

希死念慮・自殺願望の修羅場を何度も経験しました。




修羅場の真っただ中、そういった希死念慮を

「これはうつ病の症状だ」

と思えるか

専門家のアドバイスに対する哲学的(?)問い


と問われると、正直思えません。

何故なら、うつ病の人は、他人の心の機微をとらえる能力に非常に長けているからです。修羅場の真っただ中

「専門家のアドバイス通り、この自殺願望はうつ病の症状だな」

専門家のアドバイスに従った場合


と思った瞬間、相手から

今、『これだからうつ病は、、、』と、うっとうしく思われた。。(精神的)距離を取られてしまった。。

「死にたい」と言った相手が思うこと


と不信感を抱かれるのがオチです。そして事態が悪化します。

また、修羅場の真っただ中、「希死念慮はうつ病の症状だ」と思い込もうとする人の深層心理は

「『死にたい。。』というネガティブワードから私自身が精神的ダメージを食らってしまった。もしこのままこのネガティブワードを食らい続けてしまうと、私自身の精神がダウンしてしまう。。だから、専門家のアドバイスを呪文のように唱えることで、今は少しでも距離を取りたい。。」

深層心理

となります。そう思っているのだろう、と相手に思われています。あなたの精神は、そこまで見透かされています。