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hoho8888
自殺願望をうつ病の症状だと思ってはいけない(その2)
以前の記事にも書きましたが、専門家は
「希死念慮、自殺願望はうつ病の症状なので深刻に受け止めないでください」
と言います。しかし、修羅場でそれは無理です。
私の妻はうつ病です(今は寛解しています)。
希死念慮・自殺願望の修羅場を何度も経験しました。
修羅場の真っただ中、そういった希死念慮を
「これはうつ病の症状だ」
と思えるか
と問われると、正直思えません。
何故なら、うつ病の人は、他人の心の機微をとらえる能力に非常に長けているからです。修羅場の真っただ中
「専門家のアドバイス通り、この自殺願望はうつ病の症状だな」
と思った瞬間、相手から
今、『これだからうつ病は、、、』と、うっとうしく思われた。。(精神的)距離を取られてしまった。。
と不信感を抱かれるのがオチです。そして事態が悪化します。
また、修羅場の真っただ中、「希死念慮はうつ病の症状だ」と思い込もうとする人の深層心理は
「『死にたい。。』というネガティブワードから私自身が精神的ダメージを食らってしまった。もしこのままこのネガティブワードを食らい続けてしまうと、私自身の精神がダウンしてしまう。。だから、専門家のアドバイスを呪文のように唱えることで、今は少しでも距離を取りたい。。」
となります。そう思っているのだろう、と相手に思われています。あなたの精神は、そこまで見透かされています。