うつ病日記：カルトはそこら中に転がっている
私の妻は長年うつ病です。以前に書いた記事の続きです。
また、以下の記事に共感したのを機に、続きを書こうと思い至りました。
うつ病を患った心優しい方々が、こういったカルトのターゲットとなってしまっている現状に、私はやるせなさを感じます。
一昔前、我々も、うつ病改善のために巷のヨガ・瞑想会に参加していましたが、逆にうつ病が悪化してしまいました。
今では
カルトと一体何が違うのか？
と疑問に思っています。
巷のヨガ・瞑想会・仏教法話会に参加すると、以下のような説法がよく展開されます。
「ネガティブな言動・行動に惑わされず、
ヨガ・座禅の呼吸に集中することで、
調和・平安・慈悲へといざなわれます。心を鎮めることが最も大切です」
それに対して、次のような質問が時々投げかけられました。
「現実世界では、戦争や内戦がすでに起きてしまっています。
争いが絶えません。
全人類がそれを止めたいと思っています。
なのに、それでも、呼吸に集中して至る調和・平安・慈悲だけが答えなのですか？」
これに対して、いつも次のような返答が返されていました。
「全人類が、ヨガ瞑想の良さを知り、実践し、心穏やかになり、調和・平安・慈悲へと到達することで、そういった争いは起きなくなるのです。
争いの原因は、個々人の心の中に潜むエゴや欲望・迷妄です。
それらを鎮めることが重要です。だからこうやってヨガ瞑想の素晴らしさをお伝えしているのです。」
一見、素晴らしい考えのように見えますが、現実には
「エゴや欲望・迷妄」に囚われている弱者を導くことがyogaの使命だ！
と、（頼んでもいないのに）ズカズカと熱弁する
クセのある人が幅を利かせていることに気付きました。
熱弁に聞く耳を持たない人は即
エゴや欲望・迷妄から抜けられない "どうしようもない人"
に認定されますからねー。
これが赤裸々な現実だと思います。