なぜ「ヨガ・瞑想会」が、逆にうつ病を悪化させるのか
私の妻は長年うつ病です。
我々も例外なく、うつ症状改善のために、巷に溢れている色々な
ヨガ・瞑想会
に参加しました。しかし、結局は
失望
しか残りませんでした。今では、そういったヨガ・瞑想界から一線を引いています。
ヨガ・瞑想会に熱心に参加する方々の大半は「何が人生の正解なのか」に対して強い信念を持ち、
執着・欲望を手放した先に至りつく「悟り」・精神の最終段階
を目指しています。だからでしょうか
「精神の最終段階という人生の正解を目指そうともしない世間の人々は愚かだ」
と考えていることが透けて見えてしまいます。
或るヨガ・瞑想会の指導者(もちろん実名は伏せます)はあからさまに「世間はアホだ」「巷はバカだ」と説法しています。私自身は
「そうやって不必要に小ばかにする言葉を発信するのは、単純にいじめを助長する事にはならないか」
と思ってしまいます。
また、他の或るヨガ・座禅瞑想会の指導者(もちろん実名は伏せます)は、瞑想に入れないと切実に告白している人に対して
「何で瞑想に入れないのですか?」
と責め立ててしまっています。
テストで悪い点を取った子供に対して「なんで点数が悪いの!?」と責め立てる母親に似ています。熱心に瞑想を教えているつもりかもしれませんが、はたから見ると、責め立てています。
もっと滑稽なのが
「執着・欲望を手放し、精神の最終段階(人生の正解)を目指している我々は、思いやりに満ち、奉仕の心を大事にしています。だから寄付して下さい」
と寄付をお願いしてくる点です。
と心底失望します。カルトではない巷に溢れているヨガ・瞑想会ですらこの調子です。苦笑。
そんな輩が、絶望感・罪悪感でいっぱいのうつ病方々を真の意味で導くことが出来ると思いますか??