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100均グッズを使って、タティングレースの飾り方を工夫してみる

 こんにちは! 暑さの中でレース編みに邁進する owarimao です。今やっているのは「ニードルタティング」という種類のレース編みです。
 先週は「『糸始末リキッド』を買ったのでこれから使ってみる」というところで終わりました。

 念のため机に紙を敷いて、その上で使ってみます。糸の結び目におそるおそる垂らしてみると……

 一瞬でこのようになりました。意識してほんのちょっぴり出したつもりですが、それでも多すぎるくらいに見えます。ものすごく浸透しやすい性質を持っているようです。
 「垂らす」では多すぎる。「なでる」くらいでちょうどよさそうです。

 本によっては「糸端を編目にくぐらせてから、糸始末リキッドをつける」となっているのもありますが、これを使うならそこまでしなくてもいいと思います。私は「結んで・リキッドをつけて・短く切って・はみださないように整える」という手順でやってみました。
 一晩おいてから、湿らせて、形を整えます。コルクボードの上に方眼紙を重ねています。大きいものだったら同心円状の「レースガイドシート」を使うけど、今回は小さくて数が多いので手抜きです。

 さてこれらをどんなふうに飾るか、が今日のテーマです。いちおう頭の中に考えがあって、かねてから100均ショップで材料を買いこんであります。一度に揃えたのではなく、使えそうなものを見つけるたびにぽつぽつ買ってきました。

 「MDFトレイ」という商品名の、ふたのない浅い箱です。100均の木製品には泣きたくなるほど粗雑な造りのものがありますが、これはしっかりしているようなので買ってみました。
 (ほんとうは箱から手づくりできるといいんだけど……)
 薄いコルクボードを切って、フェルトでくるんで、この箱につめこんでみようという計画です。そしたら「ピンを刺せる額」みたいなものができるんじゃないか……?
 うまくいく保証はありません。

商品の裏側

 箱の寸法に合わせてコルクの板(これもセリアで買った)に印をつけます。ペン先でひっかいたら簡単に筋がつきました。えらく質の低いコルクのようです。でもそのおかげで、かえって加工しやすいかもしれません。

 うまく切れるか心配でしたが、ふつうのハサミで簡単に切ることができました。
 切屑がポロポロこぼれる。まるで黒パンか何かを切っているみたいです。

 箱に入れるときちんとおさまりました。でもこれをフェルトで包んだら入りません(想定の範囲内)。

 フェルトの厚みの分だけ切り落とします。

 すっぽり入りました。このフェルトも安いだけあって、いかにも安そうな質感ですが、当座の役には立ちます。

 なるべく丁寧にフェルトを畳んで、セロテープで止めます。良くも悪くもお手軽です。
 これを取り出して、ひっくり返して入れ直してみると……

 入った! なんかおいしそう!

 これも100均で買った、新品の待針を使ってレースを止めていきます。針が少し長すぎますね。箱の厚みの中に収まるよう、なるべく水平に近い角度で刺しています。
 ただし……刺し直すためにコルクから抜こうとしたら、待針の頭が針からスポッ! と取れてしまうアクシデントが3回も起こりました。(ああ……)
 「何でもかんでも100均で買うな」という教訓かもしれません。まともな虫ピンを買うべきでした。

 ともかく「小さなレースを標本みたいに飾る」という目論見もくろみが実現してうれしいです。一つひとつは安物でも、一手間かけて組み合わせることで、けっこう見栄みばえのするものができました。
 「作品の保護」を第一に考えるなら、透明板のついた額に入れておくのが一番だと思います。でもそれをしてしまうと、ちょっと寂しいんですよね。レースが手の届かないところに行ってしまうみたいで。
 「作ったレースをどうするか」は、これからも大モンダイでありつづけることでせう。

ぼくたち
試作品オールスターズ!

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